ゴルフ

「ファンタスティックだ!」メジャー初優勝の古江彩佳、終盤5ホールの驚異的バーディーラッシュ→最終18番イーグルV打に海外メディア驚愕

THE DIGEST編集部

2024.07.15

悲願の海外メジャー初制覇を飾った古江。イーグルを決めるなど、猛チャージをマークした。(C)Getty Images

 現地7月14日、女子ゴルフの海外メジャー第4戦・エビアン選手権はエビアンリゾートGC(フランス)で最終日が行なわれ、首位と1打差の2位でスタートした古江彩佳が1イーグル、6バーディー、2ボギーの「65」をマーク。通算19アンダーで逆転し、自身初のメジャータイトルを獲得した。ホールアウト後は涙を流し、4日間を戦い抜いた他の日本人ゴルファーから手荒い歓喜のシャンパンファイトを浴びた。

 前半の古江は2、3番で連続バーディーを奪い首位に並んだものの、4番パー4でボギーを叩いてしまう。しかし、ラストの9番でバーディーを奪取して1打差で上位陣を追った。

 後半は我慢のゴルフが続き、12番ではボギーで一時は首位と3打差がついてしまう。だが、ここから怒涛の猛チャージを24歳の日本人ゴルファーが見せつけた。まずは14番パー3で10メートル以上のパットをねじ込むと、15番でも再びロングパットを叩き込む。16番パー3はグリーン右の傾斜を利用して、ピンまで約1.5メートルにピタリとつけた。勝負所で破竹の3連続バーディーを記録して猛追した。

 ついに首位と並んだ最終18番パー5では、誰もが驚くスーパーショットを披露。2打目がギリギリ池を越えて、グリーンに乗せた。そして、約4メートルのイーグルパットを決め切り、文句なしの初優勝。終盤の5ホールで驚異的なスコアを伸ばし、快進撃を見せた古江の目からは涙がこぼれ落ちた。
 
 樋口久子、渋野日向子、笹生優花に続く日本勢4人目のメジャー制覇となった古江の快挙は海外メディアも熱狂した。米ゴルフ専門メディア『Golf Digest』は「アヤカ・フルエが勝利のためのイーグル! なんてパフォーマンスなんだ」と公式X(旧ツイッター)に綴り、最終ホールをイーグルで締めくくったことに驚愕。手放しで称えた。

 同じく18番のスーパープレーについて、欧州女子ゴルフツアーは公式サイトで2打目を「ファンタスティックだ!」と評し、その会心打を同SNSに動画で紹介しながら「日本のスターが18番パー5を2オンにした」と、その高いスキルを報告した。

 さらに、北欧のゴルフ専門チャンネル『V Sport Golf』はウイニングパットの瞬間を放送し、「日本のアヤカ・フルエがイーグルでフィニッシュし、キャリア初のメジャー優勝を成し遂げた」と伝えた。さらに同局のSNSには古江がキャディと交わした熱い抱擁シーンだけでなく、逆転イーグルを見守った山下美夢有、勝みなみ、西村優菜らが「おめでとうー!!」と駆け寄り、優勝を祝すウォーターシャワーを彼女に浴びせるシーンまでをダイジェストで投稿した。

 目標だったパリ五輪の代表入りは逃したが、悔しさをバネに迎えた本大会で若き女子ゴルファーは最高の栄誉を手にした。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】古江彩佳、悲願の海外メジャー初制覇!涙のウイニングパット→仲間から歓喜のシャンパンファイトも
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