格闘技・プロレス

「気の抜けない相手」井上尚弥vsドヘニー&武居由樹vs比嘉大吾のダブル世界タイトルマッチが決定! 9.3有明アリーナでゴング

THE DIGEST編集部

2024.07.16

9月に防衛戦が決まった井上。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 日本が世界に誇る"モンスター"の次なる標的が決まった。

 7月16日、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥とWBO世界バンタム級王者・武居由樹のダブル世界タイトルマッチの開催発表記者会見が都内で行なわれ、井上はWBO世界スーパーバンタム級2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)、武居はWBO世界バンタム級1位の比嘉大吾と、それぞれ9月3日に東京・有明アリーナで対戦することが正式発表された。

 無敗伝説を継続するモンスターのスーパーバンタム級2戦目の舞台が決まった。会見には井上と武居の他に、所属する大橋ジムの大橋秀行会長、NTTドコモの前田義晃代表取締役社長らが登壇した。

 黒いジャケット姿でビシッと決めた井上は「ドヘニーは最近いい試合をしている。気の抜けない相手で本番で実力を発揮する」と警戒しつつも、「しっかり自分のボクシングをする」と意気込みを述べた。続けて、「東京ドームを終えた舞台で、自分の中で気の抜けない戦いになる。この試合をクリアして、この先スーパーバンタム級で見せられる戦いをしたい」と言葉に力を込めた。

 一方、初の王座防衛戦に臨む武居は「おもしろそうなカード。(比嘉選手と聞いて)ワクワクしている」と声を弾ませた。「(比嘉選手は)ガンガン前に来るハードパンチャーというイメージ。しっかり対応して、バチっとKOしたい」とKO宣言が飛び出した。
 
 プロ戦績は井上が27戦27勝(24KO)、ドヘニーが30戦26勝(20KO)4敗。武居が9戦9勝(8KO)、比嘉が24戦21勝(19KO)2敗1分け。両チャンピオンは5月3日に東京ドームで世界戦を行ない、井上はWBC同級1位で元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)を6回TKOで撃破。一方の武居は王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)と12回まで闘い抜く激闘を3-0の判定で下し、わずか9戦目で悲願の世界王座を獲得した。

 なお、試合はNTTドコモの映像配信サービス『Lemino』で独占無料生配信する。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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