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「協会の規範が不合理だとは思わない」橋下徹氏が宮田笙子の“五輪辞退”であらためて持論を展開!「最悪自宅や私的な場での飲酒なら…」「スケボーの事例とは異なる」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.20

いまだ波紋を広げている“五輪辞退問題”。宮田(写真)を欠く日本体操女子代表チームはパリの選手村に入った。写真:滝川敏之

 元大阪府知事の橋下徹氏があらためて"五輪辞退問題"に関する持論を展開した。

 7月19日、日本体操協会は東京都内で緊急会見を開き、パリ五輪の女子代表選手である宮田笙子(順天堂大)が代表辞退に至ったと発表した。
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 事前合宿地であるモナコで、宮田に代表行動規範違反があったとして協会が調査を開始。17日の練習を宮田が欠席すると、その際は田中光・女子強化本部長は「事情により今日は参加していない」と話すにとどめた。

 しかし翌18日に喫煙の疑いがあるため、宮田がチームを離脱した事実が明らかとなる。緊急帰国した宮田に対して協会と順天堂大が事情聴取を実施。その結果、喫煙に加えてナショナルトレーニングセンターのアスリートビレッジでの飲酒行為も確認された。経緯を説明した西村賢二専務理事によると、「6月末~7月までの間に(喫煙と飲酒は)それぞれ一度と本人が説明している」という。

 日本国内のみならず海外でも大きな話題を呼び、ネット上ではさまざまな角度から意見が交わされ、賛否両論が渦巻いている。そんななか、橋下氏は自身のXで「宮田選手の喫煙・飲酒問題」と題した文章を掲載。日本体操協会による「日本代表選手・役員の行動規範」と書かれた文書を添付して、私見を述べた。

 橋下氏は「行為に対してペナルティが重すぎるという声が多い」としたうえで、「単なる未成年者喫煙・飲酒禁止違反すなわち私的な場での喫煙・飲酒ならそうであろう。しかし今回は未成年・成年関係なく『代表チームとしての活動の場』における飲酒禁止違反だ。代表チームとしてこのようなルールを定めるのは権限濫用か」と問いかける。
 
 そして「『チームとしての活動の場』における喫煙・飲酒禁止違反があればチームを外されても仕方がないと感じるのが昭和の体育会系をやっていた僕の感覚。単なる私的な喫煙・飲酒禁止違反や職場での喫煙・飲酒禁止違反ではなく、特定ミッションを受けた特定メンバーの特定状況下での喫煙・飲酒禁止違反。ここは違うという感覚はもう古いのだろうか」と綴った。

 さらに「それなら『代表チームとしての活動の場』において喫煙も飲酒もOKにするのか。宮田さんがプレッシャーを感じていたのであれば、トレーニングセンター内ではなく最悪自宅や私的な場での飲酒にとどめるべきではなかったか。それなら厳重注意くらいで収まっていたであろう」と踏み込み、「代表チームの士気を考える体操協会のこの規範が著しく不合理だとは思わない。単純な行為とペナルティの不均衡の話とは異なる。どの職業・分野においても、ここでは喫煙・飲酒は絶対禁止という領域があると思う」との言葉で締めくくった。

 加えて別の投稿で橋下氏は、5月に20歳未満ながら飲酒が発覚した日本のスケートボード4選手への対応についても言及。「未成年スケボー選手が飲酒をしたのに注意で終わっていることと比較する論が多いが、スケボー選手の事例は『代表選手としての活動の場』での飲酒ではない。私的な場での飲酒。それなら注意で十分だ。トレーニングセンター内で飲酒した宮田選手の事例とは著しく異なる」と主張した。

構成●THE DIGEST編集部

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