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モータースポーツ

「あんなことになるとは…」 角田裕毅、好ラップ中のクラッシュに悔しさと失望を隠せず…決勝レース、さらには彼の去就への悪影響を指摘するメディアも

THE DIGEST編集部

2024.07.21

Q3のラストアタックでは好ラップを刻んでいただけに、ミスが悔やまれる角田。(C)Getty Images

Q3のラストアタックでは好ラップを刻んでいただけに、ミスが悔やまれる角田。(C)Getty Images

 F1第13戦のハンガリー・グランプリは7月20日に予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は4戦ぶりにQ3進出を果たし、10番グリッドを手にしている。

 初日のフリー走行(FP)2回目で十分に走行できなかった角田だが、午前のFP3では16周回で全体9番手となる1分16秒744のベストタイムを計測。迎えた予選では、Q1を1分17秒436の8番手タイムで突破し、Q2も1分16秒121で同じく8番手につける。そしてカナダGP以来のQ3では、新品のソフトタイヤを履いて臨んだラストアタックで好タイムを刻んでいたものの、ターン5の立ち上がりでコース外にはみ出すと、車は浮き上がってウォールに激しく接触、ここで彼は車を降りることとなった。

 このアクシデントによりメディカルセンターでのチェックを受け、異常なしと診断された角田は、チームの公式サイト等を通して「とても悔しいし、ガッカリしています。Q3でのラップはとても良く、素晴らしい感じでした。限界すれすれで攻めていたら、タイヤがわずかに芝にはみ出しました。それはよくあることですが、路面が濡れていたことでさらに状況が悪くなってしまいました。あのコーナーまでのラップは素晴らしいものでした」と、コースアウトの瞬間を振り返り、以下のように続けている。
 
「チームや僕自身がやってきたことを考えれば、もっと上のポジションを獲得するに相応しかっただけに、とても申し訳なく思います。車は素晴らしく、ラップも安定していたので、上手くいけばさらに良いポジションを得られたはずです。ただ、両ドライバーともにQ3に進出できた(ダニエル・リカルドは9番手)ことについては、チームにおめでとうと言いたいです」

 また、彼はF1公式サイト『F1.com』に対して「ターン5までのラップは素晴らしく、ターン5でも感触は良かったので、あんなことになるとは思いもしませんでした」「正直、自分の身体よりも車の方が心配です」「(決勝でも)車が良い状態であることを願っています」と語った。

 自身のSNSに「今日のQ3では少しばかりプッシュしすぎてウォールに当たってしまいました。僕は大丈夫です。車は速いので、明日のレースは楽しいものになるでしょう」と投稿した角田だが、この日本人ドライバーについてRBのマシン・パフォーマンスの責任者であるギョーム・ドゥゾトゥはポジティブに言及している。
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