元大阪府知事の橋下徹氏があらためて独自の見解を示した。
7月19日、日本体操協会は東京都内で緊急会見を開き、パリ五輪の女子代表選手である宮田笙子(順天堂大)が代表辞退に至ったと発表した。事前合宿地であるモナコで、宮田に代表行動規範違反があったとして協会が調査を開始。17日の練習は欠席となり、田中光・女子強化本部長は「事情により今日は参加していない」と話すにとどめたが、翌18日に喫煙の疑いがあるため、宮田がチームを離脱した事実が明らかとなった。
【PHOTO】パリ五輪出場が内定した日本体操女子代表5選手を厳選フォトで一挙紹介!
緊急帰国した宮田に対して協会側が事情聴取を実施。その結果、喫煙に加えてナショナルトレーニングセンターのアスリートビレッジでの飲酒行為も確認された。経緯を説明した西村賢二専務理事によると、「6月末~7月までの間に(喫煙と飲酒は)それぞれ一度と本人が説明している」という。
橋下氏は協会側の会見以降、自身のX上で3度に渡って私見を明かしてきたが、21日にふたたび論調を掲載した。これまでの投稿に対して寄せられた数多の声を受けて、「様々ご意見いただきありがとうございました。僕も頭の整理ができました!」と記し、次のように続けた。
「やはり今回の議論の混乱の原因は、①スポーツ選手が私生活上に求められる品位と②団体規律の話がごっちゃになっていること。
①は過剰に求めるべきではないでしょう。団体活動とは別の領域において少々の法律違反やマナー違反があったからといって直ちに代表資格を奪うのはやり過ぎです。喫煙、飲酒、駐車違反、飲み過ぎての騒ぎなどなど。しかし②はどうでしょうか? 各団体には団体規律を維持するものとして様々なルールがあります。それは法律違反のレベルにならないものも禁じています。
今回の体操協会の行動規範も絶対的な禁煙・禁酒を求めているのではなく『代表としての活動の場における』禁煙・禁酒です。ゆえに単純に『たかだかタバコ、酒くらいで!』という話とは異なります。未成年喫煙・飲酒ということで喫煙・飲酒がキャッチ―になりましたが、ポイントは団体規律なんです。
団体規律にはたとえば合宿中には合宿所には他人を入れない、異性の部屋に行かない、というルールを定めていることも多い。実際に、このルール違反で活動停止処分を受けた代表選手もいます。これらの行為は法律違反でもなんでもありません。ですから宮田さんよりもはるかに責められる理由はありません。
ではこのような行為を行った選手に対しては厳重注意までしかできないのでしょうか? 僕はそうは思いません。やはり活動停止はしょうがないのかなと。
今回の宮田さんは喫煙は私生活の場でしたが、しかし飲酒は『代表としての活動の場』で行っています。ですから喫煙は①の問題で代表資格をはく奪するのはやり過ぎでしょう。しかし飲酒は②の問題で、団体規律の問題です。ここを区分けして議論することが重要です」
さらに橋下氏は「今回の議論によって未成年者スポーツにおける不合理な処分、連帯責任のあり方が見直されるなら大歓迎です」や「だから品位なんてことを安易に持ち出すのは危険なんですよ。いかようにもできるから」とも書き添えながら、論調を展開している。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「協会の規範が不合理だとは思わない」橋下徹氏が宮田笙子の“五輪辞退”であらためて持論を展開!「最悪自宅や私的な場での飲酒なら…」「スケボーの事例とは異なる」【パリ五輪】
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緊急帰国した宮田に対して協会側が事情聴取を実施。その結果、喫煙に加えてナショナルトレーニングセンターのアスリートビレッジでの飲酒行為も確認された。経緯を説明した西村賢二専務理事によると、「6月末~7月までの間に(喫煙と飲酒は)それぞれ一度と本人が説明している」という。
橋下氏は協会側の会見以降、自身のX上で3度に渡って私見を明かしてきたが、21日にふたたび論調を掲載した。これまでの投稿に対して寄せられた数多の声を受けて、「様々ご意見いただきありがとうございました。僕も頭の整理ができました!」と記し、次のように続けた。
「やはり今回の議論の混乱の原因は、①スポーツ選手が私生活上に求められる品位と②団体規律の話がごっちゃになっていること。
①は過剰に求めるべきではないでしょう。団体活動とは別の領域において少々の法律違反やマナー違反があったからといって直ちに代表資格を奪うのはやり過ぎです。喫煙、飲酒、駐車違反、飲み過ぎての騒ぎなどなど。しかし②はどうでしょうか? 各団体には団体規律を維持するものとして様々なルールがあります。それは法律違反のレベルにならないものも禁じています。
今回の体操協会の行動規範も絶対的な禁煙・禁酒を求めているのではなく『代表としての活動の場における』禁煙・禁酒です。ゆえに単純に『たかだかタバコ、酒くらいで!』という話とは異なります。未成年喫煙・飲酒ということで喫煙・飲酒がキャッチ―になりましたが、ポイントは団体規律なんです。
団体規律にはたとえば合宿中には合宿所には他人を入れない、異性の部屋に行かない、というルールを定めていることも多い。実際に、このルール違反で活動停止処分を受けた代表選手もいます。これらの行為は法律違反でもなんでもありません。ですから宮田さんよりもはるかに責められる理由はありません。
ではこのような行為を行った選手に対しては厳重注意までしかできないのでしょうか? 僕はそうは思いません。やはり活動停止はしょうがないのかなと。
今回の宮田さんは喫煙は私生活の場でしたが、しかし飲酒は『代表としての活動の場』で行っています。ですから喫煙は①の問題で代表資格をはく奪するのはやり過ぎでしょう。しかし飲酒は②の問題で、団体規律の問題です。ここを区分けして議論することが重要です」
さらに橋下氏は「今回の議論によって未成年者スポーツにおける不合理な処分、連帯責任のあり方が見直されるなら大歓迎です」や「だから品位なんてことを安易に持ち出すのは危険なんですよ。いかようにもできるから」とも書き添えながら、論調を展開している。
構成●THE DIGEST編集部
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