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「マオは永遠だ」6年前のソチ五輪、伝説のフリー再び! 浅田真央さんの演技に海外のファンから絶賛の嵐!

THE DIGEST編集部

2020.01.09

演技を終えて天を仰ぎ、顔を一瞬くしゃりとゆがめた後、スッキリとした笑顔を浮かべていた浅田選手。(C) Getty Images

 思わぬサプライズに、全世界のフィギュアファンが歓喜した。

 現在、スイスのローザンヌではユースオリンピックが開催中だ。フィギュアスケートでは、男子シングルに鍵山優真、アイスダンスには"うたしん"こと西山真瑚(しんご)&吉田唄菜ペアが参加する。

 そんななか、五輪の公式チャンネル『Olympic Channel』が、7日に「#MusicMonday」というハッシュタグをつけて投稿。「フィギュアスケートのプログラムで、どの曲がお気に入りか?」と世界のファンに向かっての問いかけに併せて、ある動画を投稿した。それは、2014年のソチ五輪に女子シングルで参加した浅田真央さんのフリープログラム、『ピアノ協奏曲第二番』だ。

 2010年のバンクーバー五輪で銀メダリストとなった浅田さんは、6年前のソチ五輪にもメダリスト有力候補として参加。しかし、ショートプログラムではまさかのジャンプ転倒などに見舞われ、16位で終えることになった。

 だが、その翌日に行なわれたフリーを、浅田さんはノーミスで滑り切った。トリプルアクセルを含む、3回転ジャンプを全6種すべて着氷し、16位から6位まで巻き返すことに成功。見事入賞を果たしたのだった。

 このプログラムは演技を終えた浅田さんが思わず涙した後、弾けるような笑顔を浮かべた姿とともに、フィギュアファンの間で"伝説"として語り継がれている。

 そしてこの動画には、海外のファンから多くのコメントが寄せられている。

「オリンピックで最も重要なことは、勝つことではなく参加すること。人生で最も重要なことは勝利ではなく闘争であるように。―――クーベルタン男爵の言葉を、マオは体現した」
「フィギュアの伝説。何度見ても涙が出るよ」
「これこそ、人生のパフォーマンスだ。マオ・アサダはこの夜、スーパースターとしての強さ、人格、勇気を示した。彼女は永遠だ」
「この演技には、いつも言葉を失い、泣いてしまう」
「オリンピックで最高の瞬間のひとつ。彼女のトリプルアクセルジャンプはとてもきれいだった」
「私にとっての勝者はマオ。永遠にそれだけは変わらないわ」

 とにかく浅田さんへの絶賛の嵐で、当初の設問であるお気に入りの音楽にも、浅田さんが過去に使用した楽曲が数多く挙げられた。日本、そして海外でも高く評価された浅田さんの演技は今もなお色あせていないようだ。

 浅田さんは現在、2018年から続いているサンクスツアーを敢行中。3年目を迎える2020年は11日大阪からスタートする。

構成●THE DIGEST編集部 
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【プログラム動画】3回転ジャンプ6種、鮮やかなステップ…浅田さんの伝説のフリーを再び!