いよいよ現地７月26日に開会式を迎えるパリ五輪。それに先立ってサッカーや７人制ラグビー、ハンドボールといった競技はすでにスタートされ、各地で熱き闘いが繰り広げられている。
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　そんななか、明らかになったのがパリ五輪におけるスタジアムグルメ事情だ。英紙『Daily Mali』はさっそく特集記事を組んで紹介。「なぜパリ2024ではビールをゲットできないのか？　全会場でノンアルコールビールに6.70ポンド（約1320円）も払わなければならない」と皮肉を込めた見出しをつけ、「VIP席以外でのアルコール販売は禁止されている。それを知らずに訪れる英国人ファンはさぞやガッカリするだろう」と記した。

　フランスでは1991年に制定されたタバコと飲酒に関する国内法があり、今大会の組織委員会はこれを全スタジアムにも適用すると発表した。ホスピタリティボックスのVIP席には食事が提供されるため、アルコールも一緒に販売してもＯＫなのだという。

　一般客のみならず、選手村に滞在しているアスリートたちも売店でアルコール飲料は入手できない。『Daily Mail』紙は「スポーツイベントが開催される自国のスタジアムでアルコールを買う行動に慣れている英国人観光客にとっては、やはりショックかもしれない」と嘆く。
  　同紙はサッカー会場の売店で販売されていたさまざまなメニューと価格を調査。明記されていたラインナップは以下の通りだ。

ノンアルコールビール　6.70ポンド（約1320円）
ポップ（炭酸ジュース）　4.20ポンド（約830円）
ミネラルウォーター　2.94ポンド（約580円）
チーズバーガー　11ポンド（約2170円）
ホットドッグ　7.98ポンド（約1580円）
サンドウィッチ　7.14ポンド（約1410円）
エッグマフィン　6.72ポンド（約1330円）
ポップコーン　3.78ポンド（約750円）
ポテトチップス　3.36ポンド（約670円）
フレンチフライ　2.94ポンド（約580円）

　世界的な物価高にして円安とはいえ、なかなかの額面である。

構成●THE DIGEST編集部

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