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水泳

「ドーピングの中国がメダルを奪った!」とドイツ紙! 0.21秒差で泣いた“女王の悲劇”に嘆き節…「まだ疑惑は晴れていない」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.29

メダルを逃したアンゲリナ・ケーラー。(C) Getty Images

メダルを逃したアンゲリナ・ケーラー。(C) Getty Images

 現地7月28日、パリ五輪の競泳女子100メートルバタフライ決勝が行なわれ、ドイツ代表のアンゲリナ・ケーラーは56秒42で4位だった。銅メダルを獲得した中国の張雨霏とのタイム差は僅か0.21秒。母国メディアからは嘆きの声が上がっている。
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 東京五輪前のドーピング検査で陽性だったにもかかわらず、陽性反応は「検体の汚染」という理由が認められて23選手の出場が許可されていたことが発覚した中国勢。疑惑に包まれた選手たちのなかには、今回3位に入った張雨霏の名前も含まれていたと複数メディアが報じている。

 独タブロイド紙『Bild』は「ケーラーを巡るメダルの悲劇。ドーピングの中国がドイツ女王から銅メダルを奪った!」と報道。「世界チャンピオンのアンゲリナ・ケーラーが、パリ五輪の100メートルバタフライ決勝で惜しくもメダルを逃した」と悔しさを滲ませた。
 
 同メディアは「ケーラーはドーピングの疑いがある中国の張雨霏に僅か0.21秒及ばず」とレポート。そのうえで、「まだドーピングの疑惑は晴れていない」と中国勢に対して皮肉を込めた。

 号泣したケーラーは、「とても悲しい。私は全力を尽くしたわ。これ以上のタイムは望めなかったでしょう」とコメント。「4位というのは、常に最初の敗者。この結果を受け止めなければならない」と負けを認めた。

 なお、五輪初出場の平井瑞希(日本)は57秒19で7位となった。

構成●THE DIGEST編集部

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