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「帰ってくるな!」ブラジル競泳の“黄金カップル”、無断外出→“逆切れ”彼女が帰国処分→「弁護士と話す」母国ファンは辛辣「税金で観光とは…」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.30

規律違反で帰国処分を受けたブラジルの競泳選手アナ・カロリーナ・ヴィエイラ。(C)REUTERS/AFLO

規律違反で帰国処分を受けたブラジルの競泳選手アナ・カロリーナ・ヴィエイラ。(C)REUTERS/AFLO

 ブラジル競泳界の“ゴールデンカップル”と称される、22歳のアナ・カロリーナ・ヴィエイラと28歳のガブリエウ・サントスが無断でパリ五輪の選手村を抜け出していたことが発覚。ブラジル五輪委員会はカロリーナだけを追放処分とし、帰国を命じた。
【画像】無断で選手村を抜け出したアナ・カロリーナ・ヴィエイラと彼氏ガブリエウ・サントスの“パリ観光ショット”をチェック

 ブラジル五輪委員会は、競泳チームのグスタボ・オオツカ監督から報告を受けて、2人を処罰すると発表。これを聞いた彼女のカロリーナは、“無礼で攻撃的な態度”で猛反発したため追放処分となった。一方、謝罪したサントスは警告処分となり、チームへの帯同を許された。

 カロリーナとサントスはいずれも4×100メートル自由形リレーに出場。男女両チームとも予選で敗退していた。カロリーナがSNSにサントスと、パリ観光やナイトライフを楽しむ写真をアップしたことから、無断外出の規律違反が発覚した。

 英国通信社『Reuters』によるとオオツカ監督は、「私たちはこの地に遊びに来たわけでも、バカンスに来たわけでもない。ブラジル国民のために、2億人の納税者のために働いている。遊んでる場合ではない。彼女は規律を破り、リレーの編成について激しく批判した。私たちはブラジル五輪委員会と議論し、適切な措置を取った」と語った。

 話はここで終わらなかった。帰国の途に就いたカロリーナは、トランジット先のポルトガル・レシフェの空港で、自身の扱いに反発するビデオメッセージをSNSに投稿したのだ。
 
「私はホットパンツで空港にいます。空港でスーツケースを空けなければいけなかったんです。選手村にはまだ私の荷物があります。私は無力です。誰とも話すことができず、ブラジル五輪委員会に連絡をとるよう言われましたが、どうやって連絡をとればいいのかわかりません。私はチーム内の嫌がらせについて以前から苦情を伝えていましたが、何の解決もしていません」

 時には涙を浮かべながら語ったカロリーナは、「弁護士と話をします。すべてを話したいと思います。私は悲しく、不安です。でも、自分が誰であるのか理解しているので、心は平穏です」と続け、「ブラジル女子水泳界の大きな誇りを守りたい。忍耐をお願いします。皆さんに感謝します」というフレーズで動画を終えている。

 一連の騒動が明らかになると、ブラジルのファンは「ルールは守れ」「パリ観光は楽しかった?」「教訓になることを願う」「いい写真が撮れたみたいだけど、ルールはルールだから」「学んでください」「彼女の横柄な態度で、彼のキャリアが犠牲になった」「メンタルはメダル級」「私たちの税金で観光とは…」「帰ってくるな!」などと、辛辣だった。

構成●THE DIGEST編集部

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