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スケボー・小野寺吟雲、「頭にとまっているのは…」種類を特定した専門学会に感謝「昨日、僕の頭にキスをした蝶の名前を調べてくれました」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.31

パリ五輪に出場し、予選14位で競技を終えた14歳の小野寺。(C)REUTERS/AFLO

 パリ五輪のスケートボード男子ストリートに出場した世界ランク1位の14歳・小野寺吟雲は、トータルスコア177.08ポイントで全体14位となり、惜しくも予選敗退となった。競技を終えた小野寺がインタビューを受けた際に珍しいシーンがあった。

【画像】日本蝶類学会に感謝した、小野寺吟雲の投稿をチェック!

「練習の時からちょっと熱中症みたいになっちゃって。あんまり楽しかったどうかは分からないです。記憶がちょっと、あまりないです。もっとうまくなりたい。単純に、もっとスケボーがうまくなりたい」

 このようにコメントしている時、蝶がひらひらと舞い降りて小野寺の頭に一瞬とまったのだ。SNSでは、「蝶がとまったね」「神秘的」「小野寺は天使か」「きれいな蝶だね」「蝶がとまったの可愛かった」などと反応があった。

 続けて話題となったのが、蝶の種類を特定するX(旧ツイッター)のポストだ。「パリオリンピック、学会としてはポストせずにいられないシーンが。小野寺選手の髪にとまったのはVanessa atalanta ヨーロッパアカタテハですね。これからもアスリートにとまる蝶たちに注目していきたいと思います」。投稿の主は、蝶の研究者らが属する日本蝶類学会だった。
 
 SNSでは「専門家は見逃さない…」「学びになる素敵なポスト」「小野寺選手のインタビューの魅力が増した」などの声が挙がると、さらには、同会の投稿画像を小野寺本人が自身のインスタグラムで紹介。「日本の蝶の会が、昨日、僕の頭にキスをした蝶の名前を調べてくれました。ありがとうございます。ありがとう、Vanessa atalanta」と英語でメッセージを記したのだ。

 こうした一連のやりとりにSNSは、「なんてやりとりだ」「おとぎ話のよう」「吟ちゃん、最高だ」などと沸騰していた。

構成●THE DIGEST編集部

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