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卓球

「メダルへの道を着実に前進させた」張本智和の圧勝スタートに、中国メディアから安堵を指摘する声も「この勝利は自信を得たことを意味する」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.31

シングルス1回戦をストレートで勝ち上がった張本。(C) Getty Images

シングルス1回戦をストレートで勝ち上がった張本。(C) Getty Images

 連日、熱戦が繰り広げられているパリ五輪では、卓球のシングルスもスタートした。メダル獲得の期待が寄せられている日本の張本智和が現地時間7月29日に1回戦を戦い、ベルギーのマルタン・アレグロに4-0(11-3、11-2、11-3、11-5)のストレート勝ちを収めた。混合ダブルスではまさかの初戦敗退となったが、シングルスでは強さを発揮し、快勝スタートを切った。
 
 2日前に行われた混合ダブルスでは、早田ひなとのコンビで金メダル候補にも挙げられていたものの、1回戦で北朝鮮ペアに敗れ、早々に姿を消している。改めて五輪の舞台の怖さを知ることとなった張本だったが、今度は日本男子のエースとして、上位への勝ち上がりが期待されるシングルスでは、危なげなく初戦を突破した。

 今回が2度目の五輪となり、東京大会でのシングルス4回戦敗退の悔しさを晴らす大会でもある張本に対し、混合ダブルスでの予想外の結果が海外でも話題となったことで、この日の勝利も大きな注目を集めたようだ。

 中国メディア『捜狐』では張本のシングルスでの試合結果をレポートしており、「メダルへの道を着実に前進させた」と報じている。

「すべての局面で張本が上回っていた」と評する同メディアは、「第1セットから圧倒的な攻撃を仕掛け、11-3と一気にリードを奪う。第2セットも同様に一方的な展開となり、相手があげたポイントがわずか2点と、まったく歯が立たなかった」として、序盤からの一方的な内容だったと振り返った。

 さらに、「張本にとってこの勝利は、前回のミックスダブルスの悔しさを断ち切り、今大会残りの種目に向けて自信を得たことを意味する」と主張。相手との力の差が大きかったと指摘しながらも、この結果について、「少なくとも1回戦では好成績を収め、心理的な負担を一時的に軽減した」と読み解いている。

その上で、「彼の目標はメダルを獲得することであり、これを達成するには、良いメンタルを維持する必要がある。なぜなら、今後の対戦相手はますます強くなるからである」として、2回戦以降の戦いへの見解を示した。

 張本の2回戦は、現地時間7月31日に行なわれる。海外からも視線が注がれている21歳のパリでの戦いは、まだ始まったばかり。ここからさらに難敵と向き合いながら、自身の目標に向け力強く歩を進める。

構成●THE DIGEST編集部
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