現地８月１日、パリ五輪の卓球男子シングルス準々決勝が行なわれ、世界ランク９位の張本智和は同ランク４位の樊振東（中国）にゲームカウント３－４（11-2、11-9、4-11、7-11、11-4、7-11、7-11）で敗れ、ベスト８で散った。
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　張本は、世界選手権２連覇中の樊振東を相手に立ち上がりから２ゲームを連取。試合を優位に進めるも、世界王者がそこから反撃を開始し、あっという間に振り出しに戻る。会場からは「ハリモトコール」が沸き起こったが、樊振東の粘りに屈して逆転負けを喫した。
  　試合後、両雄は握手とハグを交わし、互いの健闘を称え合った。中国メディア『捜狐』は「樊振東と張本智和の激しい対決と試合後のやりとりは人々に特大のインパクトを与えた」と報道。「両トップ選手はコート上で全力を尽くしただけでなく、試合後も互いに敬意と友情を示した。このスポーツマンシップは称賛に値する」と感嘆の声を上げた。

　ベスト８敗退後、張本は自身のインスタグラムのストーリーを更新し、「自分の３年間は出し切れた。出し切っても及ばなかった。まだ今の自分ではシングルスのメダリスト、チャンピオンには値しないということです」とキッパリ。「次の４年間をチャンピオンに値する４年間にするしかない」と前を向いた。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「特大のインパクト」張本智和と樊振東が試合後にみせた“スポーツマンシップ”をチェック！

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