現地8月3日、パリ五輪は柔道の混合団体戦が行なわれ、日本は2回戦でスペインと対戦。女子57キロ以下級で阿部詩が出場し、勝利を収めた。個人戦では、まさかの2回戦敗退で大号泣した日から、再起への一歩を果たした。
日本勢の先鋒で登場した阿部はアリアネ・トロソレルと対峙した。序盤は谷落としで技ありを先行される苦しい展開となったが、2分15秒に大腰が決まり、一度は一本と判定された。だがすぐに取り消され、技ありに変更。それでも集中力を最後まで切らさず、延長目前となった3分59秒に袖釣り込み腰で技ありを奪い、合わせ技一本で日本に1勝目をもたらした。
阿部の混合団体戦出場、そして勝利にネット上は「詩ちゃん復活!」「団体戦で金メダル獲ったれ!」「スピード感ある詩ちゃんらしいスタイル」「よく気持ちを立て直した」「日本全国民が安心」など、安堵と喜びの声が溢れた。
なお、4戦先勝方式での試合は3勝3敗のイーブンで並び、抽選で選ばれた階級での再試合は女子70キロ級に決定。高市未来に全てが委ねられた。3試合目で一本を奪っていた高市は、再試合でも残り1分20秒で一本勝ち。日本が辛くも初陣を飾り、準々決勝に駒を進めた。
構成●THE DIGEST編集部
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日本勢の先鋒で登場した阿部はアリアネ・トロソレルと対峙した。序盤は谷落としで技ありを先行される苦しい展開となったが、2分15秒に大腰が決まり、一度は一本と判定された。だがすぐに取り消され、技ありに変更。それでも集中力を最後まで切らさず、延長目前となった3分59秒に袖釣り込み腰で技ありを奪い、合わせ技一本で日本に1勝目をもたらした。
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なお、4戦先勝方式での試合は3勝3敗のイーブンで並び、抽選で選ばれた階級での再試合は女子70キロ級に決定。高市未来に全てが委ねられた。3試合目で一本を奪っていた高市は、再試合でも残り1分20秒で一本勝ち。日本が辛くも初陣を飾り、準々決勝に駒を進めた。
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