両ペアの”振る舞い”が脚光を浴びている。
現地8月3日、パリ五輪のバドミントン女子ダブルス3位決定戦が行なわれ、世界ランク4位の志田千陽/松山奈未ペアは、同12位のタン・パーリー/ティナ・ムラリタランのマレーシア・ペアにゲームカウント2-0(21-11、21-11)で勝利。女子ダブルスでは2016年のリオ五輪で金メダルを獲得した髙橋礼華/松友美佐紀ペア以来の表彰台となった。
【PHOTO】まさに秋田美人!世界が惚れる“バドミントン界のアイドル”志田千陽を厳選ショットでお届け!
第1ゲームは松山がサーブで崩し、志田が好レシーブで得点を積み重ね、11‐4と主導権を握って折り返す。インターバル明けに3連続得点を許したが、一気に突き放して先取した。
続く第2ゲームもスタートから3連続得点でリード。速いローテーションで得点を奪った。しかし負けられないマレーシア・ペアも前衛からの攻撃で徐々に点差を詰め寄る。しかし、五輪メダルに執念を燃やす”シダマツ”ペアが反撃を抑え、ついにマッチポイント。そのまま逃げ切るストレート勝利で、悲願の銅メダルを掴んだ。
試合後には微笑ましい場面があった。メダルまで、あと一歩及ばず敗れたマレーシア・ペアが笑顔でシダマツの勝利を祝福。激闘を繰り広げた両ペアは、コート中央で熱い抱擁を交わした。このシーンには会場からも大きな拍手が送られ、シダマツは丁寧にお辞儀。鳴り止まない歓声に志田は「やりました!ありがとうございました!」と眩しい笑顔で答えた。
スポーツマンシップ溢れる振る舞いには、海外メディアも拍手を送っている。バドミントンの最新情報を日夜配信している『Badminton Updates』は、シダマツとマレーシア組の試合後の写真を共有。「スポーツマンシップ」とシンプルに綴り、両ペアの健闘を称えた。
また、マレーシアバドミントン協会は自国の選手に「よく戦った」と労いの言葉を送ると、「敗れはしたものの、あなた方は大会を通して素晴らしい精神力と決意を示してくれた。マレーシアは心より誇りに思っています!」と、日の丸とマレーシア国旗を添えて称賛した。
志田は「本当に今日が勝っても負けても最後だと思っていたので、本当に相手よりも我慢しようだったりとか、一球も諦めないでシャトルを追おうという気持ちでやってました」と振り返った。一方の松山も、「今日はずっと前を向いて、また次一本、次一本って2人で声を掛け合いながら」と答え、結成11年となる絆の強さを示した。
初の五輪で表彰台を掴んだシダマツ・ペア。最後は満面な笑顔で大舞台を戦い終えた。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「めっちゃ感動した!」銅メダル確定で号泣する早田ひなを笑顔で抱きしめた韓国女子にネット喝采!「性格良さそう」「清々しい」【パリ五輪】
現地8月3日、パリ五輪のバドミントン女子ダブルス3位決定戦が行なわれ、世界ランク4位の志田千陽/松山奈未ペアは、同12位のタン・パーリー/ティナ・ムラリタランのマレーシア・ペアにゲームカウント2-0(21-11、21-11)で勝利。女子ダブルスでは2016年のリオ五輪で金メダルを獲得した髙橋礼華/松友美佐紀ペア以来の表彰台となった。
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第1ゲームは松山がサーブで崩し、志田が好レシーブで得点を積み重ね、11‐4と主導権を握って折り返す。インターバル明けに3連続得点を許したが、一気に突き放して先取した。
続く第2ゲームもスタートから3連続得点でリード。速いローテーションで得点を奪った。しかし負けられないマレーシア・ペアも前衛からの攻撃で徐々に点差を詰め寄る。しかし、五輪メダルに執念を燃やす”シダマツ”ペアが反撃を抑え、ついにマッチポイント。そのまま逃げ切るストレート勝利で、悲願の銅メダルを掴んだ。
試合後には微笑ましい場面があった。メダルまで、あと一歩及ばず敗れたマレーシア・ペアが笑顔でシダマツの勝利を祝福。激闘を繰り広げた両ペアは、コート中央で熱い抱擁を交わした。このシーンには会場からも大きな拍手が送られ、シダマツは丁寧にお辞儀。鳴り止まない歓声に志田は「やりました!ありがとうございました!」と眩しい笑顔で答えた。
スポーツマンシップ溢れる振る舞いには、海外メディアも拍手を送っている。バドミントンの最新情報を日夜配信している『Badminton Updates』は、シダマツとマレーシア組の試合後の写真を共有。「スポーツマンシップ」とシンプルに綴り、両ペアの健闘を称えた。
また、マレーシアバドミントン協会は自国の選手に「よく戦った」と労いの言葉を送ると、「敗れはしたものの、あなた方は大会を通して素晴らしい精神力と決意を示してくれた。マレーシアは心より誇りに思っています!」と、日の丸とマレーシア国旗を添えて称賛した。
志田は「本当に今日が勝っても負けても最後だと思っていたので、本当に相手よりも我慢しようだったりとか、一球も諦めないでシャトルを追おうという気持ちでやってました」と振り返った。一方の松山も、「今日はずっと前を向いて、また次一本、次一本って2人で声を掛け合いながら」と答え、結成11年となる絆の強さを示した。
初の五輪で表彰台を掴んだシダマツ・ペア。最後は満面な笑顔で大舞台を戦い終えた。
構成●THE DIGEST編集部
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