陸上

サニブラウン、9秒96の自己新も準決勝敗退。日本勢92年ぶり偉業ならず…”バケモノ揃い”のグループに深夜の列島興奮「9秒台なのにレベル高すぎ」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.05

サニブラウン(中央)は自己ベストをマークしたが、惜しくも準決勝敗退となった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

 現地8月4日、パリ五輪は陸上男子100メートル準決勝が行なわれた。前日本記録保持者のサニブラウン アブデル・ハキームが臨み、自己ベストとなる9秒96をマークしたが、各組上位2人と各組3着以下のタイム上位2人が進める決勝進出は果たせず。無念の準決勝敗退となった。

 3組目の5レーンで登場したサニブラウン。同組には、東京五輪銀メダリストのフレッド・カーリー(米国)、同五輪200メートル金メダリストのアンドレ・ドグラス(カナダ)がおり、自己ベスト9秒7台が3人、8台が3人と強敵揃いだった。

 好スタートでスピードに乗ったサニブラウンだったが、中盤以降は最後のひと伸びが足らず。9秒96の自己ベストを叩き出したが、結果は4着。日本記録まで100分の1秒に迫る好記録だったが上位に入れず。電光掲示板を見たあと、頭を抱えた。1着はジャマイカのトンプソンで9秒80だった。
 
 レース後のインタビューでは「しっかり出していかないといけない。調子も良かったのに終盤で出しきれなかった」と話し、最後の伸び悩みに悔しさをにじませた。「世界はどんどん先にいっている。ちょっとずつやっているようでは追いつけない」と危機感を抱いた。

 日本時間では8月5日の午前3時過ぎに行なわれ、レースを見届けた視聴者は興奮。「いや~惜しいし、はあ~悔しい!」「9秒台で落ちるってレベル高すぎんか?」「自己ベスト出しても決勝に進出できない陸上種目…バケモンしかいないわ」「サニブラウンも強い。それでも決勝残れんとか、ハイレベルすぎる」など、人類最速を争う戦いに脱帽する声が上がった。

構成●THE DIGEST編集部

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