現地時間8月4日、パリ五輪のバドミントン女子シングルス準決勝が行なわれ、リオデジャネイロ五輪金メダリストのカロリナ・マリン(スペイン)は何氷嬌(中国)と対戦。第2ゲームで右膝を負傷し、途中棄権となった。
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1-0で迎えた第2ゲーム、マリンは10-5とリードしたところで右膝を痛め、コートに倒れ込んだ。しばらく立ち上がれずにいたが、数分間の治療を受けた末に、サポーターをつけた状態でプレーを続行。しかし、ほとんど動けず、10-8となった場面で再びコートに倒れ込み、泣き崩れた。
場内の観客からは激励の拍手が沸き起こったが、マリンは棄権を選択。試合後、車いすを用意されるも拒否し、自らの足でコートを後にした。リオ大会以来の五輪決勝進出に近づいていたにもかかわらず、悔しい結果に終わった。
スペイン紙『as』は「第1ゲームを制し、第 2 セットを10-5とリードした場面で、最悪の事態が起きた」と報道。「決勝戦を目前にしていたカロリナ・マリンが、右膝の負傷により棄権した。痛みは彼女だけが感じていたが、その場にいた全員に広がった」とその衝撃を伝えている。
さらに、同紙は「彼女は『そんなことあるわけない』と自分に言い聞かせたが、それは本当だった」とレポート。「中国の何氷嬌を21-14、10-8で上回っていたマリンは、右膝にひどい痛みを感じ、地面に倒れたまま動かず、泣き止まなかった。史上最大のドラマのひとつだった」と心を痛めた。
前回の東京五輪の2か月前にもマリンは左膝の前十字靱帯と半月板を損傷し、出場を逃した。同紙は「8年前のリオ大会で、彼女はオリンピックチャンピオンになった。パリでは、あと一歩のところで運命を繰り返すことになった。運命はこれまで以上に残酷だった」と嘆き、記事を締めくくった。
構成●THE DIGEST編集部
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さらに、同紙は「彼女は『そんなことあるわけない』と自分に言い聞かせたが、それは本当だった」とレポート。「中国の何氷嬌を21-14、10-8で上回っていたマリンは、右膝にひどい痛みを感じ、地面に倒れたまま動かず、泣き止まなかった。史上最大のドラマのひとつだった」と心を痛めた。
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