バレーボール

「日本の声援エグい」フランス会場で鳴り響いた日本語の”ニッポン・コール”に五輪解説者は感動。惜敗後は涙声で労い「全員が輝いていた」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.05

石川(左)、高橋(右)らが得点を挙げ、強豪イタリアに善戦したが、一歩及ばず惜敗した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

 現地8月5日、パリ五輪の男子バレーボールは準々決勝が行なわれ、世界ランク6位の日本代表は同2位のイタリア代表と対戦し、2対3(25-20、25-23、25-27、24-26、15-17)で逆転負けを喫した。フルセットにもつれる熱戦を繰り広げるも、あと1点が遠かった。

 48年ぶりのベスト4進出に向け、負けられない一戦。フランスの会場では、日本語で「ニッポン・コール」が鳴り響いた。日本が得点するたびに大歓声が上がり、日の丸が揺れた。また、観客席には殿様のような仮装をしたファンもおり、日本の選手たちにエールを送った。この光景にテレビ中継で解説を務めていた元日本代表の福澤達哉氏も即反応。「会場がニッポン・コールですね。これは選手たちを後押ししてくれます」と感動していた。
 
 バレーボール中継を見ていた視聴者も、会場の異様な熱気に反応。「日本のホームみたいな雰囲気」「日本への声援エグくない?フランスで試合やってるのか錯覚する」「同じヨーロッパのイタリアに負けない声援」などなど、注目を注いでいた。

 目標に据えた52年ぶりの金メダル奪還が潰えてしまった日本。あと一歩及ばず惜敗したあと、福澤氏は「本当に日本とイタリアも、お互いの意地と意地をぶつけた素晴らしいバレーボールを見せてくれました。あと1点…あと1点が欲しかったですけど…これがオリンピックですよね」と涙声になりながら両チームを労った。「間違いなくメダルが取れるチームだったと思います。この経験が彼らを強くしてくれます。全員が輝いていました」と、敗れた選手たちに最後まで熱い感謝の言葉を送った。

構成●THE DIGEST編集部

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