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須﨑優衣が“波乱”を乗り越え銅メダル獲得!連覇は逃すも3位決定戦を制し、嬉し涙の表彰台へ【パリ五輪女子レスリング】

THE DIGEST編集部

2024.08.08

3位決定戦を制し、須﨑が銅メダルに輝いた。(C)Getty Images

 日本時間8月8日(日付は以下同)、パリ五輪レスリング競技の女子50kg級3位決定戦がシャン・ド・マルス・アリーナで行なわれ、日本代表の須﨑優衣がオクサナ・リバチ(ウクライナ)を10-0で破り、銅メダルに輝いた。

 気合十分で臨んだ一戦、序盤から果敢にタックルを仕掛けいきなり2ポイントを先取。さらにタックルからのローリングで6ポイントを追加し、8-0で第1ピリオドを終える。

 ペースを掴んだ須﨑は、第2ピリオドも積極的に攻める。そして開始15秒、2ポイントを獲得しテクニカルスペリオリティ勝ちを収めた。
 
 須﨑にとって、波乱続きのパリオリンピックの戦いが幕を閉じた。連覇を目指して迎えた今大会、1回戦でインド代表のビネシュ・フォガトに残り数秒からまさかの逆転負け。頂点への道が早々に絶たれたものの、そのフォガトが決勝まで勝ち上がったため、敗者復活戦へ回ることになった。

 ところがフォガトが体重オーバーで失格となり、準決勝で彼女に敗れていたユスネイリス・グズマン(キューバ)が繰り上がりで決勝へ。3位決定戦の対象者がいなくなったため、須﨑とリバチによる敗者復活戦がそのまま3位決定戦となった。

 絶望や騒動を乗り越えた末に掴んだ銅メダル。1回戦に敗れた直後は「本当に申し訳ない」と泣き崩れたが、最後は嬉し涙で終わることができた。

 そして今大会の"忘れ物"は、4年後のロサンゼルス五輪で掴み取ってほしいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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