現地８月10日、パリ五輪・卓球競技はいよいよ女子団体の３位決定戦と決勝が開催される。決勝では日本と中国のライバル対決が実現。今年２月の世界選手権決勝では、最終第５試合までもつれこみながら惜しくも日本は敗れ去った。悲願の金メダル奪取に期待は膨らむばかりだ。
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　中国女子代表のメンバーは不動の強力トリオ。世界ランキングトップ３の孫頴莎、陳夢、王曼昱である。８日の準決勝終了後、その３人をミックスゾーンで待ち受けて、流暢な中国でインタビューしたのが石川佳純さんだ。言わずと知れた日本卓球界のレジェンドで、昨年５月に現役を引退。今大会にはフジテレビのスペシャルキャスターとして現地取材を続けている。

　中国メディア『捜狐体育』はそんな石川さんに熱視線を送った。「以前から可憐な女性だったが、キャスターに転身した石川はなんて清楚で美しいんだろうか。パリには高橋尚子や内村航平、水谷隼ら伝説的な元アスリートたちが集結しているが、彼女の存在感は一線を画している」と称え、「中国代表の３人は石川を見つけると満面の笑みで足を止めて、楽しげに対話を楽しんだ。みんな石川が大好きなのである」と続けた。
  　取材を終えると、その場で石川は３人にピンバッジを手渡した。フジテレビでアニメが放映されている漫画「ワンピース」とコラボした特製品で、選手たちも嬉しそうに受け取る。『捜狐体育』は「さらにもうひとつのバッジを彼女は用意していた。陳夢に預けて『馬龍（中国男子代表メンバー）にも渡してほしい』と話しているのが確認できた。陳夢が驚いたように『彼の代わりにありがとうを言わせて』と返している。なんて優しいひとなんだろうか」と感服した。

　さらに同メディアは「中国でも絶大な人気と知名度を誇る石川だが、その美しさや明るさだけでなく、素晴らしい中国語を話すところにみんな惹かれているのだ」と説明する。「綺麗な中国語だよね」「いつも我々へのリスペクトを感じる」「馬龍と結婚してほしかったな」「性格の良さが滲み出ている」といったファンの書き込みも紹介している。

構成●THE DIGEST編集部

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