格闘技・プロレス

樋口黎が“8年越し”の金メダル!パリで日本勢4人目、決勝でアメリカ選手破りリオの雪辱を果たす【パリ五輪男子レスリング】

THE DIGEST編集部

2024.08.10

樋口が日本勢今大会4個目の金メダルを手にした。(C)Getty images

 日本時間8月10日(日付は以下同)、パリ五輪レスリング競技の男子フリースタイル57kg級決勝がシャン・ド・マルス・アリーナで行なわれ、日本代表の樋口黎がスペンサー・リー(アメリカ)と対戦。4-2で勝利し、見事金メダルに輝いた。

 1回戦は対戦相手が計量に現われず不戦勝、2回戦と準決勝はともにテクニカルスペリオリティーで勝利し、決勝まで勝ち上がってきた樋口。リオ五輪で銀メダルに輝いてから8年、ブラジルの地で涙を呑んだ舞台に、再び舞い戻ってきた。
 
 頂上決戦で相見えたのは、昨年に来日し全日本選抜選手権を観戦するなど、日本にも縁のあるリー。第1ピリオドは一進一退の攻防が続き、2度場外に押し出されたところで終了。0-2で第2ピリオドへ突入する。

 迎えた後半、何とか逆転したい樋口は、残り2分半に激しい攻防戦を制して2ポイントを稼ぎ、同点に追いつく。ビッグポイントを取りつつ、試合終了間際にさらに2ポイントを追加し、4-2で勝利を収めた。

 リオ五輪で叶えられなかった夢を、8年越しで実現させた樋口。男子グレコローマン60kg級の文田健一郎、同77kg級の日下尚、女子53kg級の藤波朱理に続き、パリの地で日本勢が四夜連続となる表彰台の頂点に立った。

構成●THE DIGEST編集部

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