17歳の高校生が大快挙だ。
現地8月10日、パリ五輪は男子高飛び込み決勝が行なわれ、日本の玉井陸斗が合計507.65点で銀メダルに輝き、日本飛込史上初めてオリンピックでメダルを獲得した。
準決勝を3位で通過した玉井。2度目のオリンピックで、現役高校生が大仕事をやってのけた。
1回目は難易度3.2の407C(後踏切前宙返り3回半)で88.00点をマークする。2回目は難易度3.6の技を95.40点と2本連続でノースプラッシュ(水しぶきを上げないで入る事)と完璧なダイブを成功。幸先の良いスタートで、合計183.40点で暫定トップに浮上する。
玉井の好調さは続く。3本目は両足を前に抱えて飛ぶ109C(前宙返り4回半)を難なく決めて94.35点。前半戦を終えて中国の曹縁に続く277.75点で暫定2位につけ、表彰台を射程圏内に捉えた。
後半戦の1本目を着実に決めて369.55点と積み重ね、暫定2位をキープした玉井。しかし、5本目の307C(前逆宙返り3回半)で大きく水しぶきを上げてしまい、本人も悔しさを露わにする失敗ダイブ。39.10点と痛すぎる得点で408.65点と暫定3位に転落してしまう。
メダルの色が決まる運命の最終ダイブ。失敗が許されない重圧がかかるなか、玉井は難易度3.6の大技5255B(後中宙返り2回半、2回半捻り)を成功。会心の1本を決め、99.00点の高得点を叩き出した。この時点で暫定トップに浮上し、メダルを確定。プールから上がると、玉井はコーチと喜びの抱擁を交わした。
最終演技者の結果により、玉井は悲願の五輪メダルを獲得。スーパー高校生が最高峰の舞台で日本の飛込界に金字塔を刻んだ。
構成●THE DIGEST編集部
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1回目は難易度3.2の407C(後踏切前宙返り3回半)で88.00点をマークする。2回目は難易度3.6の技を95.40点と2本連続でノースプラッシュ(水しぶきを上げないで入る事)と完璧なダイブを成功。幸先の良いスタートで、合計183.40点で暫定トップに浮上する。
玉井の好調さは続く。3本目は両足を前に抱えて飛ぶ109C(前宙返り4回半)を難なく決めて94.35点。前半戦を終えて中国の曹縁に続く277.75点で暫定2位につけ、表彰台を射程圏内に捉えた。
後半戦の1本目を着実に決めて369.55点と積み重ね、暫定2位をキープした玉井。しかし、5本目の307C(前逆宙返り3回半)で大きく水しぶきを上げてしまい、本人も悔しさを露わにする失敗ダイブ。39.10点と痛すぎる得点で408.65点と暫定3位に転落してしまう。
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最終演技者の結果により、玉井は悲願の五輪メダルを獲得。スーパー高校生が最高峰の舞台で日本の飛込界に金字塔を刻んだ。
構成●THE DIGEST編集部
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