陸上

「何様のつもりか?」川内優輝がマラソン補欠問題で受けた“驚きの中傷コメ”にさらりと返答!「元パリ五輪マラソン日本代表補欠なんですけどね」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.13

今回のパリ五輪で、男子マラソンで日本代表補欠メンバーだった川内。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 プロランナーの川内優輝が公式Xを更新し、ネット上で寄せられた自身への中傷コメントに反応した。

 発端は女子マラソンの「補欠問題」だ。現地8月11日に行なわれたパリ五輪・陸上女子マラソンは、シファン・ハッサン(オランダ)が2時間22分55秒の五輪新記録で優勝。日本勢は鈴木優花が2時間24分02秒の自己ベストで6位入賞を果たし、東京五輪8位の一山麻緒は51位でレースを終えた。
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 一方で、もうひとりの代表選手だった日本記録保持者の前田穂南は、右大腿骨疲労骨折のため無念の欠場を余儀なくされた。日本陸上連盟がレース前日の10日に急きょ発表。「チーム、コーチ、選手と話し合い、この状態でマラソンに出場することは今後の選手生命にも関わる重大な問題であるため」と説明し、前田が本番に向けて調整練習を行なっていたこともあり、陸連は8月2日に補欠を解除。補欠登録だった細田あいとの入れ替えは行なわれなかった。

 やがて陸連の対応を巡って批判的なコメントが殺到する。それを受けて川内はXで「元補欠としては今回のニュースを見て、マラソンの補欠という制度について色々と思うところはあります。陸連のリリースで、発表しなくてもよい日付や経過をしっかりと発表したことは誠実な対応だと思います」と記載。そのうえで「陸上競技ではリレーとマラソン以外で補欠は設定していません。また、JOC(日本オリンピック委員会)が競技団体ごとに派遣枠を設定しているため、派遣枠を使ってしまう補欠を現地に連れていけないのです」と綴った。

 ほかにも「マラソンの補欠解除日をギリギリまで遅らせる場合には、マラソンの補欠は自費で飛行機と選手村の外のホテルを確保して調整を進めなければなりません」「なぜならJOCから競技団体に割り振られた派遣枠の関係で、補欠もコーチも選手村入村のためのIDパスが発行されないからです」「陸連が費用をケチった、みたいなコメントが多数見受けられますが、この派遣枠(IDパス)とアイテム支給の問題も今後の補欠問題を考える上では重要です」など私見を明かした。
 
 そんななか、川内はネット上の関連記事に対してもみずからの意見を補足として書き込んだ。すると「何様のつもりか?」「今度の陸連の手先にでもなったのか?」といった言葉を含む心ないメッセージが投稿された。

 川内はその全文を掲載しながら、「ヤフコメで補欠問題について補足のコメントをしていたら『陸連の手先』認定されてしまいました」と記し、「『何様のつもり』と言われますが『元パリ五輪マラソン日本代表補欠』なんですけどね」と呆れた様子で返答した。

 これにはフォロワーからも非難の声が上がった。「あなたが正しいです」「誹謗中傷が酷いですね」「こういう人こそ何様なんだろう?」「本件について一番実情を語る資格のあるお方でしょうよ」「根本的に間違ってますね」など、川内を支持する声が続々と寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部

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