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格闘技・プロレス

パリ五輪レスリング金メダリストの樋口黎がマイナー競技普及へ私見「現役トップ選手が握手会をやらせてくれとお願いまでして...」

THE DIGEST編集部

2024.08.15

パリ大会で悲願の五輪金メダリストとなった樋口。(C) Getty Images

パリ大会で悲願の五輪金メダリストとなった樋口。(C) Getty Images

 パリ五輪レスリング男子フリースタイル57キロ級で金メダルを獲得した樋口黎が公式Xを更新。競技普及に対する選手の向き合い方について私見を述べた。

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 樋口は8月13日にXを更新し「金8個を含む目立つ11個、これを生かすも殺すもあとは協会次第だと思います。(中略)トップのオリンピアンは惜しまず協力していくと思います。さらに盛り上がればとても嬉しいです」とパリ大会での日本勢の大活躍が今後の競技普及につながる可能性について言及した。

 翌日にはその投稿にフォトグラファーの保高幸子氏が引用ツイートで反応。選手自らが大会会場で握手会や写真撮影会を行うことを主催者に積極的に働きかけるなど競技普及のために選手自身ができることがあるとした。

 この投稿にはその後、樋口も引用ツイートで反応。「要請があれば喜んで協力はします。しかし現役のトップ、代表で戦った選手が学連に握手会をやらせてくれとお願いまでして、普及活動に励まないといけないのかと疑問も湧きます。個人的に選手は100%競技力向上に振り切ったエゴイストであるべきだと思います。普及も責務だという意見も理解はしています」と私見を述べた。

 その後も「強化する人間、普及する人間、運営する人間を完全に分けて雇うのが1番近道なのかもしれない」と発言したりレスリングが人気スポーツとなっているアメリカでの競技普及について質問したりといった投稿が続いた。

 樋口の投稿を見たファンからは、
「要請は協会が選手にするべきで選手が要請すべき、は順序がおかしい...」
「普及に力を割いてもらうことが現役選手の足を引っ張りかねないとしたら本末転倒」
「各選手は積極的にメディア出演などして、自分自身のファンづくりをして裾野を広げることも大事」
「チャンスは今しかない。協会、選手一丸となって普及活動してほしい」
と様々な意見があった。

構成●THE DIGEST編集部

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