プロランナーの川内優輝が公式Xを更新。マラソン補欠問題に関する自身の投稿が、異常な反響を示していたことを報告した。
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現地8月11日に行なわれたパリ五輪・陸上女子マラソンでの出来事が発端だ。競技はシファン・ハッサン(オランダ)が2時間22分55秒の五輪新記録で優勝。日本勢は鈴木優花が2時間24分02秒の自己ベストで6位入賞を果たし、東京五輪8位の一山麻緒は51位でレースを終えたが、もうひとりの代表選手だった日本記録保持者の前田穂南は、右大腿骨疲労骨折のため無念の欠場を余儀なくされていた。
日本陸上連盟がレース前日の10日に突如声明を発表。「チーム、コーチ、選手と話し合い、この状態でマラソンに出場することは今後の選手生命にも関わる重大な問題であるため」と説明し、前田が本番に向けて調整練習を行なっていたこともあり、陸連は8月2日に補欠を解除。結果的に補欠登録だった細田あいとの入れ替えは行なわれなかった。
こうした陸連の対応に批判が殺到すると、川内はX上で補欠を取り巻く状況や実態に関する私見を次から次へと投稿。そうしたなかで、とあるフォロワーから心無いメッセージが届く。「何様のつもりか?」「今度の陸連の手先にでもなったのか?」といった痛烈な言葉が並び、川内はその全文を掲載したうえで「ヤフコメで補欠問題について補足のコメントをしていたら『陸連の手先』認定されてしまいました」と唖然とし、「『何様のつもり』と言われますが『元パリ五輪マラソン日本代表補欠』なんですけどね」と反論した。
これがネットニュースでも紹介されて一気に拡散。川内はそれを受けて「この投稿が普段の約100倍のインプレッションになったことと、想像以上に心優しい人がXに多かったことに驚きました」と綴った。そして「昔、五輪選考レースで惨敗して、プロでもないのに謝罪会見をした若い選手がいました。彼のように精神的に追い詰められている選手がいたら、そんな沢山の優しさが届けばいいですね」と過去の事例を紐解きながら、あらためてメッセージを寄せた。
構成●THE DIGEST編集部
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日本陸上連盟がレース前日の10日に突如声明を発表。「チーム、コーチ、選手と話し合い、この状態でマラソンに出場することは今後の選手生命にも関わる重大な問題であるため」と説明し、前田が本番に向けて調整練習を行なっていたこともあり、陸連は8月2日に補欠を解除。結果的に補欠登録だった細田あいとの入れ替えは行なわれなかった。
こうした陸連の対応に批判が殺到すると、川内はX上で補欠を取り巻く状況や実態に関する私見を次から次へと投稿。そうしたなかで、とあるフォロワーから心無いメッセージが届く。「何様のつもりか?」「今度の陸連の手先にでもなったのか?」といった痛烈な言葉が並び、川内はその全文を掲載したうえで「ヤフコメで補欠問題について補足のコメントをしていたら『陸連の手先』認定されてしまいました」と唖然とし、「『何様のつもり』と言われますが『元パリ五輪マラソン日本代表補欠』なんですけどね」と反論した。
これがネットニュースでも紹介されて一気に拡散。川内はそれを受けて「この投稿が普段の約100倍のインプレッションになったことと、想像以上に心優しい人がXに多かったことに驚きました」と綴った。そして「昔、五輪選考レースで惨敗して、プロでもないのに謝罪会見をした若い選手がいました。彼のように精神的に追い詰められている選手がいたら、そんな沢山の優しさが届けばいいですね」と過去の事例を紐解きながら、あらためてメッセージを寄せた。
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