水泳

アメリカと中国のドーピング非難合戦止まらず...試合後に顔が変色した米競泳選手への検査を中国の医薬品専門家が呼びかけ【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.21

男子4×100メートルメドレーリレーで金メダルを獲得した中国代表。(C)Getty Images

 閉幕から1週間が経過したパリ五輪。日本は金メダル獲得数で出場国中3位の20個と大健闘した。1位と2位はアメリカと中国で日本のちょうど倍の40個を獲得。総メダル数でアメリカが首位に立った一方で中国国内ではアメリカが競泳競技においてドーピングをしたのではないか、という疑いの声が閉幕後も続いている。

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 中国国営メディア『新華社』によると、国内の匿名の医薬品分析専門家は、試合直後に顔面が紅潮した米競泳選手がミオイノシトールトリスピロリン酸(ITPP)を摂取していたのではないかとの憶測がネット上で広まっていることに対して、保存されているサンプルを用いて、さらなる分析を行なうよう呼び掛けた。

 同メディアによれば、ITPPは世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の禁止リストには特に記載されていないが、人為的に酸素の取り込み、運搬を強化することを禁じる、という禁止事項に抵触するとしている。

 ドーピングを巡っては、東京五輪の際に中国の競泳選手23人から陽性反応が出たものの「選手の過失が認められない」として出場を許可されていたことが今年4月に判明しており、パリ大会では中国選手へのドーピング検査が強化された。しかしその後も100メートル自由形で自身の持つ世界記録を0.4秒更新して金メダルを獲得した藩展楽にもドーピングの疑いが米アンチドーピング機構(USADA)等からかけられていた。

 一方で中国のアンチドーピング機構(CHINADA)も陸上競技でUSADAによる組織的なドーピング容認が行なわれていると指摘。壮絶な非難合戦が繰り広げられており、今もなお解決はしていない。

構成●THE DIGEST編集部

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