パリ五輪・女子射撃10mエアピストルで銀メダルを獲得したキム・イェジ。現在31歳で夫と６歳になる愛娘と温かい家庭を築くアスリートは、一躍世界で注目の的となった。

　話題をさらったのは射撃時のカッコ良すぎるポージングだ。特製メガネをかけて常にクールに標的を狙う姿がネット上で好評を博し、「オーラが半端ない！」「佇まいにシビれる」「007の美しき殺し屋だ」など賛辞が相次ぎ、あの世界的実業家のイーロン・マスク氏もＸで「彼女を今すぐアクション映画に起用すべきだよ！演技なんて必要ないね」と絶賛したほどだ。
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　キム・イェジは大フィーバーのなかで８月９日に凱旋帰国。会見中に溜まりに溜まった疲労のため失神し、病院に搬送されるアクシデントに見舞われたが、すぐに体調は回復したという。19日には韓国の大手マネジメント会社と契約を交わし、モデル業など芸能活動の開始を発表した。

　地元メディア『NEWSIS』は「彼女の元にはすでに20件近いCMのオファーがあり、そのなかでも最大のものは世界的ファッションアイコン、ルイ・ヴィトンの広告キャラクターへの大抜擢だ。いきなり“顔”を務めることになる」と紹介し、「なにせインスタのフォロワー数が五輪開幕前に100だったのが、いまや11万をゆうに超えているのだから驚きだ」と伝えている。
  　そしてキム・イェジは20日から始まった国内の大会に出場。会見の場で「練習に支障がないかぎりはいろいろな活動をしたいですね」と語り、パリ五輪中の取材時はどこか消極的だった女優業への挑戦については「演技も同じです。オリンピックでメダルを取っても、その人気は一過性のもの。時間が経てば、自分の名前もすぐに忘れられてしまいます。テレビやＣＭの出演などさまざまな活動を通して、射撃競技と私のことをもっと知ってもらえれば嬉しい」と想いを寄せた。

　はたしてマスク氏が切望したように“美人スナイパー”として、いずれはハリウッドデビューを飾ってしまうのだろうか。今後の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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