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「金メダルをあげたい!」減量失敗→失格処分で騒がせたレスリング女子の“意味深な無言投稿”に5000件を超える激励の声!「引退を撤回して」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.24

CASに提訴を却下されたビネシュ。失意のままに“無言投稿”に至ったか。(C)Getty Images

 パリ五輪・女子レスリングで物議を醸したのが、インド代表選手の失格処分を巡る一大騒動だ。

 現地8月7日の女子レスリング・フリースタイル50キロ級決勝で、サラ・ヒルデブラント(米国)と対戦する予定だったビネシュ・フォガト(インド)。1回戦で日本の須﨑優衣を倒して勢いに乗り、ファイナルまで到達したが、決勝を前にした計量で体重超過が判明する。およそ100グラムのオーバーで、まさかの失格を言い渡された。
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 1回戦から準決勝までの3試合が開催された6日の朝の計量はパスしていた。だが試合を重ねるなかでの栄養補給により、体重が2キロも増加。ハードなトレーニングやサウナ、採血、最後は髪の毛を切るなどあらゆる手段を尽くしたが、50キロを下回ることはできなかったという。ビネシュは計量失敗を知ると昏倒し、過度の脱水状態で病院へ搬送された。

 母国インドなどから失格取り消しや銀メダルの授与を求める声が相次いだが、IOC(国際オリンピック連盟)の裁定は変わらなかった。引退をほのめかしたビネシュはCAS(スポーツ仲裁裁判所)に提訴するも、「計量に失敗したという点に議論の余地はない。リミットを超えないようにするのは、明らかに選手自身の責任だ」との理由であっさり却下された。

 その直後、ビネシュは公式インスタグラムを更新。須﨑戦で勝利した瞬間のガッツポーズを捉えた画像を添付し、一言のメッセージも記さずに投稿した。無言の抗議だとみられる。
 
 投稿のコメント欄にはビネシュへのエールが続々と届いた。「必死に努力した彼女に金メダルをあげたい!」「チャンピオンはチャンピオンだ」「引退を撤回してほしい」「インドの誇りよ」「我らが女王」「みんながリスペクトしているよ!」「またきっと輝けるさ」などなど、5000件を超えるさまざまな意見が寄せられている。

 17日にビネシュはインドに帰国。国民の熱狂的な歓迎で迎えられ、デリーで盛大なパレードが催された。国民的アスリートしての地位とブランド価値をさらに高めたビネシュの元には、CM出演やスポンサーからのオファーが殺到しているという。

構成●THE DIGEST編集部

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