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「もうボロボロだったよ」アイルランド選手がメダル劣化問題で“衝撃の新展開”を明かす!「彼らに調査がしたいと言われて…」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.26

ボート競技で銅メダルを獲得したドイル(左)とリンチ(右)のペア。メダルは大会側に回収されたという。(C)Getty Images

 パリ五輪のメダル劣化問題に新たな展開だ。アイルランド代表選手の銅メダルが調査のため、大会側に回収されたというのだ。
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 興味深いコメントを発したのは、ボート競技のローイング男子ダブルスカルで銅メダルに輝いたデア・リンチとフィリップ・ドイルのコンビだ。母国のテレビ番組『Ireland AM』に出演したふたりは、アメリカ人選手たちの告発を筆頭に取り沙汰されているメダル劣化に関して発言した。ドイルは「もう僕のなんてボロボロだったからね」と話し、次のように説明する。

「かなり壊滅的な状況だって伝えたら、彼ら(大会関係者)はそれを持って行ってしまったんだ。僕は手元に残しておきたかったんだけど、どこがおかしいのか調査させてほしいと言われてね。金メダルが良くないって報告はほんの少しみたいだけど、銅メダルに関してはかなり深刻な問題になっているみたいだよ」

 このニュースを報じた英紙『Daily Mail』は「メダル授与からたったの2週間でここまで酷くなるとは衝撃的だ。大会側は破損の内容によっては交換に応じると発表している。銀メダルの劣化報告がないのは、中央の芯の部分が銀でできているからだろうか」と疑問を投げかけ、「パリ大会ではオリンピックが2600個、パラリンピックで2400個で合計5000個のメダルが製造されている」と補足した。
 
 パリ五輪におけるメダル劣化の指摘は、とりわけアメリカのメダリストたちから頻発している。スケートボードのナイジャ・ヒューストン(銅メダル)、7人制女子ラグビーのイロナ・マーハ(銅メダル)、さらには男子フェンシングのニック・イトキン(銅メダル)といった面々。いずれも銅メダリストで、嘆き節が止まらない。

 ヒューストンは「ちょっとだけ汗をかいた僕の肌に触れたり、週末に友人たちにかけてあげたりしていたら、だいぶ酷くなってしまったんだ。みんなが思っているほど上質ではないね。かなりザラザラしているよ」と呆れた様子で、実際のメダルの状態を動画で紹介して世界規模の大反響を呼んだ。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】わずか1週間で無残な姿となった「パリ五輪銅メダル」
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【画像】わずか1週間で無残な姿となった「パリ五輪銅メダル」