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格闘技・プロレス

データ上でもドヘニーを圧倒! 井上尚弥を絶賛する米放送局が戦いを分析「いつも以上に慎重」「じっくりと相手を崩していった」

THE DIGEST編集部

2024.09.04

井上はデータ面でもドヘニーを完全に上回った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

井上はデータ面でもドヘニーを完全に上回った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 データ上でも“モンスター”が圧倒した。

 9月3日、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、東京・有明アリーナで元IBF同級王者テレンス・ジョン(TJ)・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦に臨み、7回0分16秒TKO勝ち。これでKO勝ちは9試合連続、世界戦通算勝利数は井岡一翔(志成)を抜いて日本人単独最多の23勝だ。

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 米データ専門サイト『Compubox』によると、この試合で井上は、201発中93発(46.3%)が相手にヒットさせ、そのうちパワーパンチが123発中64発(52%)的中したとのこと。一方、ドヘニーは181発中52発(28.7%)、うちパワーパンチが104発中41発(39.4%)に終わっており、数字上でも力の差が感じられる結果となった。

 また、同スタッツを引用し、記事を掲載している米スポーツ専門局『ESPN』は、「いつも以上に慎重だった」と王者の戦いぶりを分析。「鋭い右やレバーへの左フックでドヘニーのボディを狙い打ち」「6回に試合の主導権を握ると、ボディを連打し、ドヘニーはそこから立ち直れなかった」などとレポートしている。

 さらに米放送局『CBS Sports』は、「7回にフィニッシュを決めるまで、パウンド・フォー・パウンド(PFP)スターがじっくりと相手を崩していった」と報道。「戦いを続けようと巧みに立ち回るドヘニーだが、結局は、王者イノウエのパワーが彼を捕らえた」と記し、挑戦者を圧倒するチャンピオンのパフォーマンスに感嘆していた。

 これで戦績を28戦全勝(25KO)に伸ばしている井上。その別格の強さには、ただただ驚かされるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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