世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥が9月3日、東京・有明アリーナで元IBF同級王者テレンス・ジョン(TJ)・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦に臨み、7ラウンドTKO勝ちを収めた。
【画像】井上尚弥とドヘニーが一発クリア!前日計量の様子を公開! にらみ合いで幕を開けた第1ラウンドは互いに一撃を警戒しながらけん制を入れ最低限の攻撃に終始する展開。第2ラウンドで井上が左のけん制からボディにストレートを決め試合が動くと、ドヘニーも左フックで攻勢に転じるも井上も引かずに再びボディにストレートを打つなど警戒しながらも攻めは止めない。
第4ラウンドにはドヘニーの重い左ストレートを受けるも続く左フックには冷静にカウンターを放つ井上。3分終了間際にはボディストレート、ジャブ、右フックを当てたが、ドヘニーも問題ないというジェスチャーで返す場面もあった。その後は互いに有効打を放
ちあうなど好勝負の様相を見せ始めた。
しかし幕切れはあっけないものだった。第7ラウンド開始直後に井上が前進し連打を浴びせたところでドヘニーが腰をおさえてストップをかけ、そのままギブアップ。井上がTKO勝利で防衛を成功させた。
試合後には「今回テーマというか自分としてやりたかったのは丁寧にボクシングを組み立てる、ボクシングというものは簡単なものではないので、倒しに行こうと思って倒せるスポーツではないので、しっかりボクシングというものを組み立てるように今日は意識しました」と振り返った井上。「結果として皆さんが満足するような、期待していたものではないと思いますが長く試合をしていればこういう試合もあるということで、また次に期待していただけたらと思います」とファンへ言葉を送った。
そして、「まだまだ未完成だと思いますし今日は出来の悪さではなくて、やはりドヘニーのキャリアだったり上手さだったりがこういう内容にさせたと思うので、もっともっと上を目指して頑張っていきたいなと思います」と向上心を見せた。
構成●THE DIGEST編集部
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ちあうなど好勝負の様相を見せ始めた。
しかし幕切れはあっけないものだった。第7ラウンド開始直後に井上が前進し連打を浴びせたところでドヘニーが腰をおさえてストップをかけ、そのままギブアップ。井上がTKO勝利で防衛を成功させた。
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そして、「まだまだ未完成だと思いますし今日は出来の悪さではなくて、やはりドヘニーのキャリアだったり上手さだったりがこういう内容にさせたと思うので、もっともっと上を目指して頑張っていきたいなと思います」と向上心を見せた。
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