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金8、銀8、銅12。日本勢メダルラッシュにフェンシング太田雄貴氏が感嘆「刺激を貰いっぱなし」「多くの会場がファンに溢れている」【パリパラリンピック】

THE DIGEST編集部

2024.09.06

ボッチャ混合チームで銅の廣瀬隆喜(左)。卓球女子で銅の古川佳奈美(中央)。車いすテニス・女子ダブルスで金メダルの田中愛美(右)。(C)Getty Images

ボッチャ混合チームで銅の廣瀬隆喜(左)。卓球女子で銅の古川佳奈美(中央)。車いすテニス・女子ダブルスで金メダルの田中愛美(右)。(C)Getty Images

 パリ・パラリンピックは現地9月5日(日本時間6日)、競技8日目を迎えた。日本勢は、ここまで金メダル8個、銀メダル8個、銅メダル12個(同日16時現在)を獲得し、5日の夜から、6日の早朝にかけてもメダルラッシュが続いた。
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 日本時間5日の夕方に陸上男子400m(T13・視覚障害)で福永凌太が初の銀メダルを獲得すると、同時間帯にボッチャの混合チーム(BC1-2)日本代表(遠藤裕美、杉村英孝、廣瀬隆喜)が東京大会に続き3大会連続での銅メダルを掴んだ。

 さらに同5日の夜には、車いすテニス女子ダブルスの上地結衣・田中愛美ペアが、決勝でオランダペア(ディーデ・デグロート/アニーク・ファンクート)と対戦。4-6、7-6からのマッチタイブレイクを10-8で、3時間に及ぶ激闘を制し、日本勢初の金メダルに輝いた。また、同時間帯には柔道女子48キロ級(J1・全盲)の半谷静香も4大会連続出場で初の銀メダルを獲得。日付が日本時間6日に変わると、卓球女子の和田なつきが初の金メダルに輝くと、古川佳奈美も銅メダルを奪取した。

 これだけではない。同6日の早朝には、ゴールボールの決勝が行なわれ、日本(世界ランク6位)がウクライナ(同8位)を4‐3で下し、日本男子史上初の金メダルを手にした。
 
 パラリンピック日本勢の怒涛のメダルラッシュには、かつてのオリンピアンから賛辞が届いている。2008年北京五輪フェンシング男子フルーレ個人で、日本初の銀メダルを獲得し、国際フェンシング連盟理事や国際オリンピック委員会(IOC)委員を務める太田雄貴氏が、自身のX(旧ツイッター)を更新。「パラリンピックの活躍に刺激を貰いっぱなしです」と感動を伝え、さらに「多くの競技が東京オリパラに向けて行った強化策が、パリまでうまく繋がっている形ですね!」と東京大会の取り組みを称賛した。

 また、太田IOC委員は「そして、多くの会場がファンに溢れているのは選手達は忘れられない体験になっていると思います。日本のスポーツ観戦もアップデートしていけるといいですね!」とパラリンピックの盛り上がりを称えた上で、日本のスポーツ界にも言及している。

構成●THE DIGEST編集部

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