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格闘技・プロレス

「次やったら出さないぞ」日本代表の入場でおなじみの“抜刀”ポーズが禁止に、パリ五輪金メダリストは「政治とスポーツは切り離して考えるべき」と反対

THE DIGEST編集部

2024.09.11

抜刀ポーズ禁止の判断に私見を述べた樋口。(C)Getty Images

抜刀ポーズ禁止の判断に私見を述べた樋口。(C)Getty Images

 パリオリンピックレスリング競技の男子フリースタイル57キロ級で金メダルを獲得した日本代表の樋口黎が9月8日にXを更新。国際大会で問題となった日本代表選手の“抜刀”パフォーマンスに対する自論を述べた。

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 発端となったのはグロリアレスリングクラブのXでの投稿。「アジア選手権、世界選手権で戦ってる日本代表選手達。優勝したときのパフォーマンスで侍が抜刀し切る動作があるけど、あれは止めたほうがいい」とし、「その後イラン選手が優勝した後銃を構えて打つパフォーマンスをみせて会場内がざわついて、日本監督とイラン監督が会長に呼び出され注意を受けました」とその背景にあった出来事について発信した。9月2~8日の日程でU20の世界選手権が行なわれていた。

 また、「次やったら出さないぞと。政治的な印象を受けるこのパフォーマンスは侍までは良かった、けどよく考えてみるとコ○スイメージだよね。イラン選手の銃のパフォーマンスは決定的だったけど」と武器等の危険な印象を受けるパフォーマンスを続けるようであれば注意以上の処分が下る、とも言われたと綴った。

 この投稿に対しては、パリ五輪男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した清岡幸大郎も反応。「あくまで抜刀まで、戦う闘志を見せるまでに抑えれば大丈夫でしょうか。人によって捉え方が違ってくるので匙加減がなかなか難しい問題ですね、、」と引用ツイートした。清岡はパリ五輪では入場の際に抜刀し刀を構えるポーズをとっていた。

 そして、さらに清岡の投稿に引用ツイートで意見を述べたのが樋口だ。「相手にリスペストがちゃんとあるなら、好きなパフォーマンスをやればいい。政治とスポーツは切り離して考えるべきだし、ガッツポーズですら相手に失礼だと文句を言う人もいるんだから、敬意を持ってるなら後は個人の自由だ」として、相手への敬意を持ったうえでのパフォーマンスは制限すべきでないとの私見を述べた。

 陸上をはじめ様々な競技の日本代表が日の丸を背負う、という意味合いなどから行なってきた“抜刀”パフォーマンス。線引きが難しいところだが、選手の気持ちが垣間見える“見どころ”のひとつが奪われることになるのは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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