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格闘技・プロレス

清宮海斗との再会を誓い… 新日本から武者修行の大岩陵平がノアを卒業「オレの目標はIWGP世界ヘビー級王座を取ること」

どら増田

2024.09.16

試合後、清宮(左)と大岩(右)が熱い抱擁を交わした。写真:NOAH

試合後、清宮(左)と大岩(右)が熱い抱擁を交わした。写真:NOAH

 プロレスリング・ノアは『STAR NAVIGATION 2024』9.14東京・後楽園ホール大会を開催した。メインイベントでは新日本プロレスからノアに武者修行中だった大岩陵平のノア卒業マッチとして、GHCヘビー級王座の清宮海斗とシングルで対戦した。

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 大岩は昨年8月、新日本の『G1クライマックス』に参戦した清宮にスカウトされるような形で、海外ではなく他団体のノアへレギュラー参戦。当初は清宮とのタッグで新日本のEVILらH.O.Tと抗争を繰り広げていたが、清宮がGHC王座に返り咲きノアの改革を訴えて、オール・レベリオンを結成すると決別。ノア本隊のメンバーとしてノアファンからも多くの支持を集めた。

 ノアでは先日引退した小川良成さんから全日本プロレス流派のプロレスを学ぶなどかなり収穫があったようで、『N-1 VICTORY 2024』終了後にノアからの卒業を宣言。最後の相手として「決着をつけてから新しい道に進みたい」と清宮との決着戦を要求。両者のシングルマッチは3度目になるが、初シングルとなった昨年12月の『MONDAY MAGIC』では清宮が快勝、袂を分かってから『N-1』公式戦(8.9後楽園)では30分フルタイムドローと、この1年間で大岩の成長が窺える結果となっている。GHC王座でありながら今年の『N-1』も優勝した清宮にとっても引き分けたまま終わるわけには行かず、当然のことながら断る理由はない。

 試合はお互いに、この1年間で築き上げた気持ちをぶつけ合う素晴らしい試合となり、最後は清宮が小川さんの4の字ジャックナイフ固めを彷彿とさせるような4の字固めの体勢からブリッジして丸め込み3カウント。試合後にマイクを握った清宮は「大岩陵平、1年間ノアで闘ってくれてありがとう。この1年間で本当に成長したよ。オマエはどこに行ってもプロレスリング・ノアの魂を持った選手だよ。その選手の成長をどこに行ってもオレは見てるぞ!」とエールを贈ると、大岩は「清宮海斗! いつもオレの高い高い壁でいてくれて、ありがとう。海斗さん! オレをノアに誘ってくれて、ありがとうございます。あっという間の1年間だったけど、海斗さんがいてくれて、オレはすっごい自信になりました。オレと海斗さんは終わんねえ」と返して、二人は握手を交わす。清宮は「次に二人がやる時は満員でもっと大きな会場でやる!」と二人の物語にはまだ続きがあることをお互いに確認し合っていた。

 バックステージでは「オレの目標は新日本プロレスのトップ、IWGP世界ヘビー級を取ることだ。それだけは胸の奥にずっと秘めてリングで闘っているぞ! 今日はしっかり休んで、今までノアの1年間あったことをしっかり思い出して、次の自分の糧にします。ホントにお世話になりました」と話していた大岩の今後について去就は不明だが、新日本のザック・セイバーJr.が、9.29兵庫・神戸ワールド記念ホール大会でTMDKの「新しいボーイズ」を加入させると予告しており、これが1年間でビルドアップされ、実力も身につけた大岩なのか? 今後の動きも注目されるところだ。

◆プロレスリング・ノア◆
『STAR NAVIGATION 2024』
2024年9月14日
東京・後楽園ホール
観衆 1391人
▼大岩陵平ノアラストマッチ(60分1本勝負)
○清宮海斗(27分06秒 4の字式エビ固め)大岩陵平●

文⚫︎どら増田

【動画】清宮海斗とNOAHラストマッチの大岩陵平が熱い抱擁をかわす
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