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「試合で『何だこれ?』は通用しない...」パリ五輪柔道、鈴木桂治監督が「タックル?」と物議の外国人選手らの“JUDO”を絶賛「そこは認めるべきだと思います!」

THE DIGEST編集部

2024.09.19

柔道団体に出場した阿部一二三。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

柔道団体に出場した阿部一二三。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

 パリ五輪柔道男子日本代表の鈴木桂治監督が9月17日、タレント宮迫博之さんのYoutubeチャンネルに出演。今大会では、日本のお家芸とも言える柔道の「誤審」や「不可解判定」が日本国内で大きな注目を集め、物議を醸した。そんな柔道界に私見を述べた。
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 今大会、柔道混合団体で阿部一二三が敗戦した技について、「タックルじゃないの?」と話題になったことについて鈴木監督は、「柔らかく言うと、外国人選手が柔道の技を変化させ続けてるんですよね。だから、上手いんですよ」と言及した。

 続けて、同監督は、「勝つことに対してものすごく考えている。日本人の考え方というのは、組んで胸を張って技に入るっていう形の、漢字の日本の“柔道”をずっとリスペクトし続けてるんですけど、外国人の“JUDO”はルール内で勝てばいいということでいうと、我々が考えないようなことをやってくるんですよ。そうなると、日本人は『あんなの俺たちが知ってる柔道じゃない』ってなるんですけど、そこは向こうを認めるべきだと思います」と冷静に語った。
 
 また、「今までは『外国人が日本に修行に来る』みたいなイメージがあるんですけど、僕らが外国に行って“JUDO”を知るってことをしていかないと、どんなことをやっているんだろうっていうのを見に行かないと...。試合上であたって『何だこれ?』は通用しないので」と日本人選手に向けてコメントした。

 同テーマの最後に鈴木監督は、「漢字の〝柔道〟も横文字の“JUDO”も僕は全く関係ないので、『そんな話はどうでもいいわ』というぐらいなので」と話した上で、「お互いをリスペクトしあって認め合えば、見えてくるものもたくさんあるんじゃないかな」と発言している。

構成●THE DIGEST編集部

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