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モータースポーツ

角田裕毅の速さを称賛したRBRチーム代表、その実力を“優秀なベンチマーク”として活用したことを認める「彼を基準点として、ダニエルと比較していた」

THE DIGEST編集部

2024.10.03

角田のパフォーマンスに言及したホーナー氏。(C)Getty Images

角田のパフォーマンスに言及したホーナー氏。(C)Getty Images

 英国のモータースポーツ専門メディア『The Race』は現地10月1日、F1チームRBのドライバー交代劇について、シニアチームであるレッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナー氏が語った内容を紹介。ドライバー人事においての角田裕毅(RB)に対する考え方にも言及がなされた。

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 RBはシンガポールGP終了後、ダニエル・リカルドに代わりリザーブドライバーのリアム・ローソンを次戦アメリカGPから起用すると発表。来期以降のシートは確定されていないが、今季残り6戦は角田のチームメイトとして、昨季の代役参戦以来のF1復帰を果たすこととなった。

 同メディアによると、ホーナー氏は今回のローソン起用について、来季のシートへのオーディションであることを認め、その可能性は「RBを超え、レッドブル・レーシングを含めた」ものだと話した。

 今季リカルドを上回る成績を残した角田については「非常に速いドライバーで間違いなくラップ(タイム)を引き出すことができる。彼はもうルーキーではなく参戦4年目で多くの経験を積んでいる」と高評価。一方で「彼を基準点として、ダニエルと比較していた。リアムが残り6レースでどのようなパフォーマンスを発揮するのか、非常に興味深い」と角田の能力を直接的なタイトル獲得ではなく、優秀な“ベンチマーク”として活用する、という考えを示した。

 また、ホーナー氏からは「昨年、急遽参戦したローソンはシンガポールと日本でユーキを破ったように最初から速かった。彼はタフなレーサーだよ。彼はとても順応性がある」という発言もあった。

 デビューから2年間相棒として、師弟として競い合ってきたピエール・ガスリーが移籍以降、常にエースとしてチームメイトを上回ってきた角田裕毅。しかしシニアチーム昇格は首脳陣の大変革が起きない限り難しそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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