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「うおーん!悔しい」快進撃の張本美和はアジア女王戴冠ならず。不気味な北朝鮮選手に逆転負けも、覚醒した16歳にネットは労い【卓球アジア選手権】

THE DIGEST編集部

2024.10.13

16歳の張本は決勝に進出したが惜しくも敗れ、アジア女王の座を逃した。(C)Getty Images。(C) Getty Images

16歳の張本は決勝に進出したが惜しくも敗れ、アジア女王の座を逃した。(C)Getty Images。(C) Getty Images

 惜しくもアジアの頂点には届かなかった。

 現地10月13日、卓球のアジア選手権(カザフスタン・アスタナ)は女子シングルス決勝が行なわれ、16歳の張本美和(世界ランク7位)は、パリ五輪混合ダブルスで銀メダルを獲得したキム・クンヨン(北朝鮮)にゲームカウント1-3(11-6、6-11、10-12、6-11)で敗れ、悲願のアジア女王の座は叶わず。銀メダルとなった。

 3ゲーム先取の第1ゲームは張本が強いフォアで攻め、11-6で先取する。しかし、逆に第2ゲームは相手が主導権を握り、6-11で奪われた。イーブンで迎えた第3ゲームはお互い攻めて10-10のデュースにまで持ち込む白熱した熱戦も、張本が2ポイントを奪われてしまい、ゲームを連続で落とした。

 なんとか流れを引き戻したい張本だったが、第4ゲームもキム・クンヨンのブロックに苦戦。6-10と崖っぷちに追い詰められ、最後は競り負けて敗北。張本はガクっと肩を落とした。
 
 アジア女王に一歩及ばず、戴冠は叶わなかった。しかし、今大会は団体決勝で世界ランク4位の王芸迪、同1位の孫穎莎を撃破する大金星を挙げて、50年ぶりとなる中国を下しての金メダルに大きく貢献するなど、現役女子高生は底知れないパフォーマンスを発揮。パリ五輪を経て臨んだ舞台で、覚醒の予感を窺わせた。

 ネットを中心にファンからは「うおーん!悔しい」「無念...でも美和ちゃん、よくやった」「銀メダルでもすごい」などなど、労いの声が寄せられた。

 その一方で、「美和ちゃん疲労困憊だから、本調子ならもっと優位に進められたと思うが、それを差し引いても北朝鮮の選手が強かった」「相手が一枚上」「北朝鮮脅威だわ」など、張本と対峙したキム・クンヨンのレベルの高さに対する驚きの声も多く見受けられた。

構成●THE DIGEST編集部

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