F1第19戦アメリカGPが現地時間10月18日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で幕を開け、ホームレースとなるハースが一躍、注目を集めている。
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同チームは今月11日に、トヨタ自動車(TOYOTA GAZOO Racing)との提携を発表。今季より小松礼雄代表が率いる新体制の下でチーム運営が行われてきた中で、日本のモータースポーツファンの関心もさらに高まるビッグニュースとなった。
およそ1か月ぶりに開催となるグランプリで、地元でのレースに臨むハースは、コンストラクターズポイント争いでも現在、ビザ・キャッシュアップRB(以下RB)と僅差での6位争いが佳境を迎えている。RBもこのレースより、角田裕毅とリアム・ローソンという新たなコンビとなることで、この両チームへの視線が熱を帯びていくことは間違いない。
地元での好パフォーマンスが期待されるハースのチーム状況については、カナダメディア『Last Word on Sports』が伝えている。アメリカGPが目前となった現地時間10月16日のトピックにおいて、「トヨタとの大きな提携を発表したばかりのハースは、さらなる朗報としてCOTAではVF-24の最終大型アップグレードを行なう」と報じた。
さらに、「現在チャンピオンシップ7位(31P)で、6位(34P)のVCARBと3ポイント差しかないため、まだ上位を狙える位置にいる。サマーブレイク以降、ユウキ・ツノダとダニエル・リカルドはポイントを獲得できておらず、VCARB 01のアップデートも期待通りの結果を出していない。そのためハースはチャンスを生かすかす構えだ」として、今回のレースにおいてチャンピオンシップでも優位に立つ可能性があると見込んでいる。
また同メディアは、ハースの今季ここまでの内容を振り返っており、「限られたリソースにもかかわらず、アヤオ・コマツ率いるチームは2024年に定期的にアップグレードを投入してきた。アップデートの量が多いだけでなく、VF-24の新しいコンポーネントは常に期待通りに機能している」などと評した。
ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセンのコンビは今季、コンスタントにポイントを積み上げ、中位グループの中でも存在感を示してきている。さまざまな因縁も生まれたRBとの争いも含め、シーズンの最終盤でどんなレースをみせるのか。チームの動向にはコース内外で、より大きな関心が向けられていきそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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