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モータースポーツ

角田裕毅が「何度もお願いして実現しなかった」“昇格テスト”への経緯を語る「(見落とされることに)慣れてしまった」「知らないところで何かが進んでいた」

THE DIGEST編集部

2024.10.26

テストに向け意気込んだ角田。(C)Getty Images

テストに向け意気込んだ角田。(C)Getty Images

 RBの角田裕毅が今シーズン終了後の12月にアブダビで今季のレッドブルのマシン「RB20」を使ったテストを行なう予定だと相次いで報じられている。参戦4年目でようやく手にしようとしている機会を前に角田は思いを語った。

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 英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』が現地10月24日に配信した内容によると、角田は「レッドブルのことだからその日まで分からない。少なくとも彼らから直接話を聞いたので、その機会を最大限に生かしてみたいと思う。わずかでも僕のドライビングをついに披露することができるからね」とテストの存在を認めつつ意気込みを見せた。

 また、「間違いなくホンダは、僕がテストをプッシュするのを助けてくれた。もちろん、僕は最初のレースからプッシュしていた。でも、昨年より少しステップアップして結果を出したことと、ホンダがレッドブルをプッシュしてくれたことがミックスされた感じだ。過去に何度も(テストを)お願いしていたんだけど、実現しなかったんだ」と、この1年間の成長とホンダの支援があったことで今回の話が進んだと説明したという。

 また、自身はレッドブル幹部の懸念が無線での気性の荒さにあり、そのような理由からチームメイトを上回っているにもかかわらずテストの機会さえ得られなかったと考えている。「(これほど時間を要したことに驚いているかと)2年目や3年目にそう聞かれたら、とても驚く(と答える)よ。(見落とされることに)慣れてしまったんだ。恐らく、僕が知らないところで何かが進んでいたんだと思う」と述べた。

 アメリカGPでは昨季に引き続き再参戦を果たしたチームメイトのリアム・ローソンにパフォーマンスでも成績でも後れをとってしまった印象の角田。レッドブルのシートの最有力候補は依然ローソンか現ドライバーのセルジオ・ペレスといった見方が強い。しかしテストの機会が与えられるのであれば、昨年までとはレッドブル首脳陣の角田への評価が変わってきたのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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