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競馬

米競馬の祭典に日本馬19頭が10レースに大挙出走! 最注目のBCクラシックで頂点を狙う日本の強力布陣を占う【ブリーダーズカップ/前編】

THE DIGEST編集部

2024.11.02

今年のケンタッキーダービーで僅差の3着だったフォーエバーヤング(中央)。偉業は逃したが、米競馬界に確かな爪痕を残した。(C)Getty Images

今年のケンタッキーダービーで僅差の3着だったフォーエバーヤング(中央)。偉業は逃したが、米競馬界に確かな爪痕を残した。(C)Getty Images

 日本時間の11月2日、3日の早朝に米国競馬の祭典、ブリーダーズカップ(G1レース14競走、以下「BC」と表記)が、昨年に続き米カリフォルニア州にあるデルマー競馬場で開催される。

 日本馬は10レースに19頭が大挙出走。そのうち馬券が発売されるのはすべて3日に開催される4レース。ただし、馬券を発売予定のBCフィリー&メアターフに出走予定だった今年のマーメイドステークス(GⅢ)の勝ち馬アリスヴェリテ(牝4歳/中竹和也厩舎)は、こちらを取り消して、同日のBCディスタフへ出走することになった。ちなみにディスタフは馬券発売なし。BCフィリー&メアターフは日本馬の出走はなくなったが、馬券は予定通りに発売される。
 
【BCクラシック】
 なかでも注目を集めるのは、総賞金が700万ドル(約10億5000万円)に増額されたメイン競走の「クラシック」(ダート2000m)だ。ここには昨年のドバイワールドカップ(G1)覇者のウシュバテソーロ(牡7歳/美浦・高木登厩舎)、昨年の本レース2着馬のデルマソトガケ(牡4歳/栗東・音無秀孝厩舎)、ケンタッキーダービー(G1)3着のフォーエバーヤング(牡3歳/栗東・矢作芳人厩舎)という強力布陣で敵地デルマーへと乗り込んでいる。

 ではまず、英国のブックメーカー大手、ウィリアムヒル社のオッズを見てみよう(10月29日現在。左端の数字は人気)

第8競走「BCクラシック」
 1. シティオブトロイ(愛)  2.62倍
 2. フィアースネス(米)   5.00倍
 3. フォーエバーヤング(日) 6.00倍
 4. シエラレオーネ(米)   13.00倍
 5. ウシュバテソーロ(日)  15.00倍
―――――――――――――――――
13. デルマソトガケ(日)   51.00倍

 JRAプール(JRA独自の馬券発売)では1番人気が予想されるフォーエバーヤングだが、ブックメーカーの付けたオッズは6倍で3番人気。ウシュバテソーロが5番人気の15倍で、デルマソトガケはオッズ51倍の13番人気と低評価になっている。JRAプールでの日本馬の人気は過剰投票だと思うことが多いが、3頭ともが展開ひとつで勝負になると見る筆者にとって、今回のブックメーカーの評価は不当に低いと感じる。何ならブックメーカーで3頭の馬券を買いたくなるほどだ。
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