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角田裕毅、自己最高の予選3番手&7位入賞に満足感示すも…「アルピーヌのダブル表彰台はとても悔しい」【ブラジルGP】

THE DIGEST編集部

2024.11.04

荒天のなかで行なわれたブラジルGP。角田は予選3番手も不運もあり7位フィニッシュとなった。(C) Getty Images

 F1第21戦のブラジル・グランプリは11月3日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は今季最高タイの成績となる7位入賞を果たし、8戦ぶりのポイント(6点)を獲得している。

【画像】予選3番手の角田裕毅、スタート直後は3位をキープ!
 本来ならスプリントの後に予定されていた予選が、悪天候によって決勝と同日に実施されるという慌ただしい日曜日となったが、角田は雨天の中での予選で安定したパフォーマンスを発揮してQ1(5番手)では長くトップを維持し、10番手で何とかクリアしたQ2を経て3戦ぶりに進出したQ3では最終アタックで自己最高となる3番手という素晴らしい結果を残した。

 短いインターバルで実施された決勝でも、大多数が第2スティントでインターミディエイトタイヤを選択する中でウェットタイヤを着用したことが奏功し、初の表彰台への期待も高まったが、天候の悪化によるセーフティーカーの出動やフランコ・コラピント(ウィリアムズ)のクラッシュによる赤旗中断によって順位を落とす不運にも見舞われ、7位でチェッカーフラッグを受けることとなった。

 チームメイトのリアム・ローソン(9位)とともに結果は残したものの、より高いポジションを狙えたはずだという喪失感に加え、ダブル表彰台を達成して大量35ポイントを獲得したアルピーヌに抜かれてコンストラクターズ・チャンピオンシップで8位に落ちたこともあり、レース後にチームの公式サイトを通して発表された角田のコメントからは、悔しさも感じられた。

「今朝、これまでで最高の予選結果を出し、3番手からレースをスタートできたことはとても嬉しかったです。前日とは条件が違う中で、完全な比較は難しかったにもかかわらず、チーム全体で素晴らしい仕事をしてくれて、スプリント後に多くの変更を車に加えたことが良い方向に進みました」

「この午後のレースでは良いスタートを切り、最初のスティントも順調で、全体的に自分の走りにはとても満足していますが、残念ながら幾つかの問題がありました。赤旗が我々にとっては不利なタイミングで出てしまい、アルピーヌが多くのポイントを獲得したことで、チャンピオンシップでは残念な結果となりました」

「全体的に、この結果は我々の努力を十分に反映しているものとは言えませんが、それでも再びポイントを獲得できたことは良かったです。この週末ではポジティブな点で多くの収穫があったので、残りの3戦でも引き続きプッシュしていきます」
 
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