F1第20戦のメキシコ・グランプリが開幕し、10月25日には2度のフリー走行(FP1、FP2)が実施された。
ビザ・キャップアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、FP1で24周を走行して1分18秒699という全体3番手となるベストタイムを計測。好スタートを切った彼は、ピレリの来季用タイヤのテストを兼ねた90分間のFP2(30周回)でも好調を維持し、トップのカルロス・サインツ(フェラーリ)から0.179秒差の1分17秒878で、再び3番手につけている。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情! FP2での好結果については、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』が「全チームが同じコンパウンドのタイヤを使用したわけではなく、RBとアストンマーティンは、現在のC5よりも柔らかい実験用ソフトC6を使用。角田が3番手となったのは、この影響を少なからず受けていると考えられる」と指摘したが、いずれにせよポジティブな初日だったと言えよう。
角田自身もチームの公式サイトを通して、「今日は素晴らしい1日になり、今季初めて両方のセッションで3番手につけました。FP1では最初から良い感触があり、タイヤテストがあったFP2でも、再びトップ3に入れて良い気分です」と満足感を示し、さらに2日目以降についての意気込みも明かした。
「明日はさらに改善し、上手く調整できることを願っています。予選ではQ3進出を目指します。これまでのところ、中団のトップに位置しており、これを維持することが目標です。特に、コンストラクターズ・チャンピオンシップで6位を争っているハースと戦う上で、これは重要です。全力を尽くし、集中を保ちたいと思います。今のところは、良いスタートが切れています」
RBはSNSで「いいぞ、ユウキ!」「連続して3番手! この調子でさらに良いパフォーマンスを見せてくれ」と賛辞を贈るとともに今後への期待も寄せた。レーシングディレクターのアラン・パーメインは角田の車について「先週のアメリカGPで持ち込んだ新仕様のフロアを改良し、小規模なアップデートを施した」と説明し、ドライバーも含めて「全体的に良い状態」と評価している。
各国専門メディアの角田に言及した報道を見ると、ブラジルのモータースポーツ専門サイト『F1 MANIA』は「日本人ドライバーは金曜日の両セッションで並外れたパフォーマンスを発揮した」、『GRANDE PREMIO』は「角田が素晴らしい1日を祝福し、予選に向けてRBの鋭さを求める」と題した記事で、以下のように伝えた。
「ユウキは2つのフリー走行で3番手タイムを記録し、メキシコシティでの初日で大きなサプライズを提供。力強いリズムを示し、土曜日の目標をQ3に進出に定めている。2025年のレッドブル昇格を夢見る彼は、セルジオ・ペレスの後任に選ばれるチャンスを得るために良い結果を出し、リアム・ローソンを上回る必要があることを理解している。そして、ニュージーランド人ドライバーがFP2を10番手で終えた一方で、カーナンバー22はサインツにわずか0.179秒差で3位につけた」
そしてフランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、角田の前述のコメントを受けて、「RBの日本人ドライバーは、成功に満ちたスタートと非常に堅固なチームによる準備の後、このポジティブな流れが今レースウィークエンドを通して継続することを期待している」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がレッドブル昇格のライバル、ペレスとローソンを上回ってSQ3進出!
【動画】オランダGP、Q1トップ通過を果たしたのは意外にも...角田裕毅は12番手でQ2へ
【動画】アゼルバイジャンGPでみせた角田裕毅のテクニカルなドライビング
ビザ・キャップアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、FP1で24周を走行して1分18秒699という全体3番手となるベストタイムを計測。好スタートを切った彼は、ピレリの来季用タイヤのテストを兼ねた90分間のFP2(30周回)でも好調を維持し、トップのカルロス・サインツ(フェラーリ)から0.179秒差の1分17秒878で、再び3番手につけている。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情! FP2での好結果については、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』が「全チームが同じコンパウンドのタイヤを使用したわけではなく、RBとアストンマーティンは、現在のC5よりも柔らかい実験用ソフトC6を使用。角田が3番手となったのは、この影響を少なからず受けていると考えられる」と指摘したが、いずれにせよポジティブな初日だったと言えよう。
角田自身もチームの公式サイトを通して、「今日は素晴らしい1日になり、今季初めて両方のセッションで3番手につけました。FP1では最初から良い感触があり、タイヤテストがあったFP2でも、再びトップ3に入れて良い気分です」と満足感を示し、さらに2日目以降についての意気込みも明かした。
「明日はさらに改善し、上手く調整できることを願っています。予選ではQ3進出を目指します。これまでのところ、中団のトップに位置しており、これを維持することが目標です。特に、コンストラクターズ・チャンピオンシップで6位を争っているハースと戦う上で、これは重要です。全力を尽くし、集中を保ちたいと思います。今のところは、良いスタートが切れています」
RBはSNSで「いいぞ、ユウキ!」「連続して3番手! この調子でさらに良いパフォーマンスを見せてくれ」と賛辞を贈るとともに今後への期待も寄せた。レーシングディレクターのアラン・パーメインは角田の車について「先週のアメリカGPで持ち込んだ新仕様のフロアを改良し、小規模なアップデートを施した」と説明し、ドライバーも含めて「全体的に良い状態」と評価している。
各国専門メディアの角田に言及した報道を見ると、ブラジルのモータースポーツ専門サイト『F1 MANIA』は「日本人ドライバーは金曜日の両セッションで並外れたパフォーマンスを発揮した」、『GRANDE PREMIO』は「角田が素晴らしい1日を祝福し、予選に向けてRBの鋭さを求める」と題した記事で、以下のように伝えた。
「ユウキは2つのフリー走行で3番手タイムを記録し、メキシコシティでの初日で大きなサプライズを提供。力強いリズムを示し、土曜日の目標をQ3に進出に定めている。2025年のレッドブル昇格を夢見る彼は、セルジオ・ペレスの後任に選ばれるチャンスを得るために良い結果を出し、リアム・ローソンを上回る必要があることを理解している。そして、ニュージーランド人ドライバーがFP2を10番手で終えた一方で、カーナンバー22はサインツにわずか0.179秒差で3位につけた」
そしてフランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、角田の前述のコメントを受けて、「RBの日本人ドライバーは、成功に満ちたスタートと非常に堅固なチームによる準備の後、このポジティブな流れが今レースウィークエンドを通して継続することを期待している」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がレッドブル昇格のライバル、ペレスとローソンを上回ってSQ3進出!
【動画】オランダGP、Q1トップ通過を果たしたのは意外にも...角田裕毅は12番手でQ2へ
【動画】アゼルバイジャンGPでみせた角田裕毅のテクニカルなドライビング
関連記事
- 角田裕毅が「何度もお願いして実現しなかった」“昇格テスト”への経緯を語る「(見落とされることに)慣れてしまった」「知らないところで何かが進んでいた」
- 【F1】角田裕毅が“警告”。複雑化する裁定基準に「彼らは僕たちがAIのように運転することを期待している」、昨季王者も「マシンに本を積まなければ」
- 「感情を抑えることが重要だ」 米国GPで「以前の面影が見られた」角田裕毅に対して各国の専門メディアが厳しい指摘…スプリントについては高評価も
- アメリカGP14位の角田裕毅、「戦略は上手くいかなかった」と指摘する一方で「自分のせい」とミスを反省!ローソンのオーバーカットでは声を荒げる場面も
- 「シート争いにおける力強いスタート」 米国GP2日目の角田裕毅のパフォーマンスを「レッドブル昇格オーディションに向けての良いアピール」と専門メディア