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推定30億円!! 井上尚弥がサウジ大型スポンサーと電撃メガ契約に海外メディア衝撃! 最大級の評価「イノウエは史上最高かつ最強のボクサー」

THE DIGEST編集部

2024.11.05

リヤド・シーズンとのスポンサー契約書に調印した井上(右)。左はトゥルキ・アラルシク長官。写真:Riyadh Season 2024提供

 電撃のメガ契約だ。

 プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が11月4日、サウジアラビア最大のエンターテインメントフェスティバル「リヤド・シーズン」とスポンサー契約を結んだことを発表した。総額で約30億円(推定)という大型契約締結には世界のボクシング関係者も驚きの声を上げている。

 井上はサウジアラビアのキング・ハーリド国際空港に到着し、同国の総合娯楽庁(GEA)トップを務めるトゥルキ・アル・シェイク長官と対面。オフィスで調印式を執り行なった。2025年に日本とサウジアラビアは友好関係樹立70周年の節目を迎えることもあり、井上には両国の架け橋としてスポーツやエンターテインメント分野での文化交流を深める重要な役割も期待されている。

 合意文書にサインした井上は「限られた選手しか辿りつかない場所だと思っていますし、誰しもが行けるステージではないと思っています」と答え、「キャリアの佳境に差し掛かってくるタイミングでこのような契約が結べたことは、自分自身の新たなモチベーションにもなると思っているので、非常に楽しみな契約だと捉えています」と満足した表情を浮かべ、長官と固い握手を交わした。

 気になるのは今回の契約締結をきっかけに、今後はサウジアラビアで試合を実施する可能性はあるのか。井上は「来年またどうなるかは分かりませんが...」と慎重に言葉を選びながら、「タイミングが合えば是非サウジアラビアに来て試合をしたいと思っていますし、自分はその期待に応えるだけだと思っています。これまで同様に日本の皆さんの前で披露しているパフォーマンスを、サウジアラビアの皆さんにもお見せするだけだと思っています」と話し、中東での試合実施を否定しなかった。
 
 日本人ボクサーとしては超異例とも言える海外大手スポンサーとの大型契約。この一報には海外メディアも衝撃を受け、敏感に反応を示している。英スポーツラジオ局『talkSPORT』の記者を務めるマイケル・ベンソン氏は、井上と長官のツーショット写真を投稿。ポッドキャスト番組『La Hora del Boxeo』のホストを務めるボクシング記者のカルロス・リナレス氏は契約書に調印したシーンを共有し、「ナオヤ・イノウエがリヤド・シーズンと推定1500万ポンドもの契約を結んだ」と自身のXに即投稿した。

 他にも、英専門メディア『Boxing Social』は調印式にサインしたトゥルキ・アル・シェイク長官のコメントを紹介。「イノウエは史上最高かつ最強のボクサーです。彼がサウジアラビアとリヤドシーズンの良き重要なアンバサダーになってくれることを期待しています」と評し、日本が誇るモンスターの実力を高く認めている。

 井上は来る12月24日に東京・有明アリーナでIBF&WBOスーパーバンタム級1位であるサム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦を発表している。この大一番には、契約を締結したばかりの「リヤド・シーズン」のロゴをトランクスのベルト部分に掲げることが決定しており、このタイトルマッチが初の露出機会となる。

構成●THE DIGEST編集部

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