日本が世界に誇る”モンスター”のフェザー級転向はあるのか。元世界王者が興味深い私見を述べた。
ボクシングの元WBA世界フライ級、元IBF世界スーパーフライ級王者でKWORLD3ジム会長を務める亀田大毅氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の将来の階級転向について言及した。
井上は去る9月3日、東京・有明アリーナで行なわれた世界スーパーバンタム級4団体防衛戦で、挑戦者だった元IBF同級王者のテレンス・ジョン(TJ)・ドヘニー(アイルランド)を7回16秒TKOで下し、2度目の王座防衛に成功した。
バンタム級からひとつ階級を上げて4戦目。現階級でも無敵の強さを見せ続ける日本人王者には、フェザー級への早期転級を予想する声は少なくない。井上自身もドヘニーとの試合前には「数年後にフェザー級を見据えるのであれば、まだまだやらないといけないことはある。そこに向き合っていかないと成長も見られない」と将来的な転向を見据えるコメントを残している。
亀田氏は井上の昇級について、「フェザー級になってくると、井上選手のパワーが攻めても相手が退かなくなって来ると思う。相手にそれを耐えられると、どこかで抜かないといけないラウンドもあるから、壁にぶち当たるのならフェザー級なのかな」と持論を展開した。
そのうえで、同氏はドヘニー戦を見て「(この考えが)確信に変わった」と断言。「(井上選手は)フェザー級にいくと思います。でも完全制覇というか、全部が全部取るんかなって言ったら、僕はちょっと厳しいかな」と言い、フェザー級での4団体統一は難しいと論じた。
続けて、「年齢もあるので、1つずつ獲っていかないといけないので。だから、そうなってきたら、年齢的にも34歳...になってくると、僕はちょっと難しいかなと思います」と説明。4団体統一に懸念を示した。
とはいえ、「十分バケモノなんですけどね」と苦笑いした亀田氏は、井上が日本人離れした世界トップ級のボクサーだという評価は変わらないという。
井上の次戦は国内で12月24日のクリスマスイブ決戦が有力とされており、対戦相手はIBF、WBO世界スーパーバンタム級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)が最右翼とみられている。
構成●THE DIGEST編集部
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井上は去る9月3日、東京・有明アリーナで行なわれた世界スーパーバンタム級4団体防衛戦で、挑戦者だった元IBF同級王者のテレンス・ジョン(TJ)・ドヘニー(アイルランド)を7回16秒TKOで下し、2度目の王座防衛に成功した。
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亀田氏は井上の昇級について、「フェザー級になってくると、井上選手のパワーが攻めても相手が退かなくなって来ると思う。相手にそれを耐えられると、どこかで抜かないといけないラウンドもあるから、壁にぶち当たるのならフェザー級なのかな」と持論を展開した。
そのうえで、同氏はドヘニー戦を見て「(この考えが)確信に変わった」と断言。「(井上選手は)フェザー級にいくと思います。でも完全制覇というか、全部が全部取るんかなって言ったら、僕はちょっと厳しいかな」と言い、フェザー級での4団体統一は難しいと論じた。
続けて、「年齢もあるので、1つずつ獲っていかないといけないので。だから、そうなってきたら、年齢的にも34歳...になってくると、僕はちょっと難しいかなと思います」と説明。4団体統一に懸念を示した。
とはいえ、「十分バケモノなんですけどね」と苦笑いした亀田氏は、井上が日本人離れした世界トップ級のボクサーだという評価は変わらないという。
井上の次戦は国内で12月24日のクリスマスイブ決戦が有力とされており、対戦相手はIBF、WBO世界スーパーバンタム級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)が最右翼とみられている。
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