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【F1】角田裕毅がレッドブルの「RB20」は「僕によく合っている」とシミュレーターを振り返る。「私達のマシンに比べてかなり鋭く、とにかく素晴らしい感じ」

THE DIGEST編集部

2024.11.29

シミュレーターで手応えを感じたという角田。(C) Getty Images

シミュレーターで手応えを感じたという角田。(C) Getty Images

 F1角田裕毅(RB)がレッドブルのマシン「RB20」のシミュレーターを試した際に感じた“手応え”について、専門メディア『The Race』が現地11月28日に伝えた。

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 マックス・フェルスタッペンが4連覇を達成した一方で、チームメイトの多くがそのトリッキーさに苦しんでいることで知られるレッドブルのマシン。現行の「RB20」のコーナー進入時の不安定さにはセルジオ・ペレスはもちろん、フェルスタッペンも苦しんでおり、その深刻さから絶対王者が「我々は(このマシンを)モンスターに変えてしまった」と嘆くほどだった。

 しかし同メディアによると、最終戦アブダビGP後のテストに向けて試した「RB20」のシミュレーターについて、角田は正反対のコメントを残したという。

「コーナーに侵入する際にスピードがあり、私達のマシンに比べてかなり鋭く、急なターンインだが、とにかく素晴らしい感じだ」

「普通はシミュレーターの作業は“仕事”に近いよね?でも(RB20を)運転していると、ちょっと楽しい気持ちになった。少なくとも今のところ、シミュレーターで経験した感じでは、自分に合わない車だとは思わない。実は、このマシンが僕によく合っていると思う。だから、かなり良いね」

 こうしたシミュレーターでの手応えとは裏腹に、同メディアは角田が「レッドブルに対して心変わりを求めるための時間はそれほど残されていない」と指摘。さらに角田が「僕にとって(昇格の話が進まないこと)は理解ができないこと」と発言するなどフラストレーションを公にしたこともプラスになるばかりかマイナスに働きかねないと綴った。

 昇格が叶うかはさておき、レッドブルのマシンに抵抗が無かったばかりか「楽しい気持ちになった」ことは角田にとっては好材料だろう。

構成●THE DIGEST編集部

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