格闘技・プロレス

朝倉海、UFCデビュー戦はフライ級絶対王者のチョークに屈し“失神”負け。セコンドには兄・未来の姿も

THE DIGEST編集部

2024.12.08

朝倉はUFCデビュー戦で敗北を喫した。(C) Getty Images

 現地12月7日(日本時間8日)、世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」と契約を結び米ラスベガスで開催された「UFC310」でデビュー戦を迎えた元RIZINバンタム級王者の朝倉海がUFC世界フライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)と対戦し、2ラウンド2分5秒チョークスイーパーに失神で屈し、初陣を勝利で飾れなかった。

 UFCデビュー即タイトルマッチ、しかもメインイベントという異例の待遇で大舞台に立った朝倉。RIZINのリングで2度の王座に輝くなど総合格闘家として実績を積み上げ、満を持して格闘界のメジャーリーグに進出を果たした。セコンドには7月に総合格闘家を引退した兄・未来の姿もあったが、結果は残酷な結末だった。

 朝倉は1ラウンド開始20秒過ぎにパントージャの左フックをもらい危ない場面も、これを持ちこたえる。逆にラウンド終盤は飛び膝蹴り、スタンディングからスピードある左ミドルなどで反撃し、これには王者も警戒した。

 そして2ラウンド序盤で一気に試合が動いた。パントージャがうまく朝倉のバックをとりグラウンドに持ち込むと、じわじわと勝機を探る。朝倉も必死に抵抗するが、パントージャが一瞬の隙を見逃さず右腕を首に巻き付けると、そのまま一気にチョークで締めあげて朝倉を落とし、レフェリーストップで勝ちを奪った。
 
 UFCのリングで日本人初のチャンピオンを目指し、意気揚々と米国に乗り込んだ朝倉だったが絶対王者の牙城は崩せず、試合後は会場で日の丸を揺らしながら声援を送ったファンに謝るポーズをした。

 勝ったパントージャは34戦29勝5敗を誇り、いまだKO負けを喫していない。

構成●THE DIGEST編集部

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