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格闘技・プロレス

骨折の朝倉海に試合をさせたRIZIN運営をバッサリ!前田日明が「主催者側に未熟な人間が多すぎる」と苦言

THE DIGEST編集部

2022.01.12

瀧澤との打ち合いの最中に骨折していた朝倉。痛み止めを打たなければいけない状況下で試合を続行させた現場判断が物議を醸している。(C)RIZIN FF

瀧澤との打ち合いの最中に骨折していた朝倉。痛み止めを打たなければいけない状況下で試合を続行させた現場判断が物議を醸している。(C)RIZIN FF

「1日2回も試合をしちゃダメ! 人間の限界を超えてますから。大怪我をする可能性がある」

 昨年の大みそかに行なわれた「RIZIN.33」のRIZIN JAPAN GP2021バンタム級トーナメントで、ファイナルに勝ち上がった朝倉海は、そう訴えた。準決勝の瀧澤謙太戦で3-0の判定勝ちを収めながらも、右手の骨折を余儀なくされた男の真っ当な訴えだった。

 扇久保博正との決勝戦は、痛み止めを打って出場した。しかし、朝倉は優勝候補でもあった井上直樹を破ってきた相手の勢いにも押されて精彩を欠き、「絶対に優勝する」と誓ったトーナメントで辛酸をなめた。

 大会後に自身のYouTubeで「見る人は面白いかもしれないけど、やめた方がいいと思います。骨折しているのもありますけど、身体中が痛すぎて夜に目が覚める時がある。これはやった人にしか分からないと思う」と、1日2試合というハードスケジュールの大きすぎるリスクを唱えた朝倉。そんな28歳に同調するようにRIZINの運営に苦言を呈したのが、元総合格闘家の前田日明氏だ。

 現役時代にプロレスラーから総合格闘家に転身して「格闘王」の異名でカルト的人気を誇った前田氏。現役引退後には総合格闘技団体「アウトサイダー」でプロモーターを務め、そこで未来と海の朝倉兄弟を見出した経緯がある。

 それだけに前田氏は朝倉の怪我を受けて黙っていられなかった。「骨折した選手になんで試合をさせるんですか。リザーブマッチもやって怪我などにも備えていたはず」と語り、こう切り込んだ。

「『選手が黙っていた』と言うかもしれないですけど、海はアウトサイダー時代に折っていたプレートが入っている中手骨が折れたんで。どんなに我慢してても、表情に出るはずなんですよ。そして海の話だと『痛み止めを何本も打った』って言っている。ってことは、ドクターは『折れている』って知ってるじゃん。なんでそれでやらせるんですか」
 
 アスリートファーストではなかった大会に苦言を呈した前田氏は、「浅はかにテレビの視聴率を気にして、朝倉海が抜けるとテレビの視聴率が伸びないという計算をした。それで決勝で海は最悪の場合、再起不能でしたって。なんでそういうことが出来るのか凄いおかしな話」と続け、世界基準の目線で辛辣な批判を展開した。

「日本の格闘技界って未熟なんで、主催者側に未熟な人間が多すぎるんですよ。選手を守るや育てるという部分では未熟なんです」

「今回海が決勝に出なかったら、また万全の状態で海と扇久保くんとできたかもしれない。それでまた扇久保くんが勝ったかもしれないですけど、そこはやってみてのお楽しみ。興行上の話題が増えますからね。いろんな意味でもったいなかったですね」

 憤りをにじませながら持論を口にした前田氏。このストレートな言葉をRIZINの運営はどう受け止めるだろうか。今年はフェザー級トーナメントの開催が囁かれているだけに、現状の改善に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】骨折シーンも…激しい打ち合いとなった朝倉海と瀧澤謙太戦のハイライトをチェック
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