F1最終戦アブダビGPが現地12月8日に行なわれ、ランド・ノリス(マクラーレン)が勝利したことで、コンストラクターズチャンピオンはマクラーレンの手に渡った。また、ポディウムの両端には今季限りでチームを去るカルロス・サインツ、そしてシャルル・ルクレールのフェラーリ勢が並び、コンストラクターズランキング2位の喜びと悔しさを味わっていた。一方で今季思わぬ苦戦を強いられたのが同ランキング3位のレッドブルだ。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! レッドブルの絶対王者マックス・フェルスタッペンは今季、過去数年間の勢いそのままに開幕から10戦7勝と圧倒。しかしマシンの戦闘力不足が顕在化し始め、第11戦オーストリアGPでノリスと接触したことで優勝を逃すとそこから未勝利が続き、序盤で築いたランキングでのマージンを徐々に埋められていく苦しい展開に。第21戦サンパウロGPでようやく優勝を手にすると、翌戦ラスベガスGPで4連続のドライバーズチャンピオンを決めた。
フェルスタッペンが“戦闘力3番目のマシン”で奮闘した一方で相棒のセルジオ・ペレスは今季未勝利で表彰台も4回のみ、第6戦マイアミGP以降は5位以上のフィニッシュ無し、レース決勝ではDNF5回含むノーポイント8回と結果を出すことができず、上位勢最下位のドライバーズランキング8位に終わった。
来季も契約が残っているペレスだが、このような低迷ぶりから更迭の噂も立ち始めており、後任候補に挙がっているのがレッドブルのジュニアチームRBの角田裕毅とリアム・ローソン。角田は現地12月10日にヤス・マリーナ・サーキットでのレッドブル「RB20」でのテストが予定されており、その成績も評価に含まれることが予想されていた。
しかし、オランダの専門メディア『Racing News 365』によると、チームのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は「全ての事実は(12月9日の)会合で議論される。その会合の終わりに決定が下されるだろう」と話し、来季のドライバーラインアップを9日に確定させることを示唆。「その決定が発表されるのは、月曜日(9日)になるとは思わない。もちろん、ユーキのテストを待ってから発表するつもりだ」と話しており、発表自体は角田のテスト後を予定しているという。
しかし同メディアは角田のテストより前に決定を下すというチームの判断から、10日の角田の走りは「もはや決定に影響を与えないようだ」と理解しているという。カタールGP、アブダビGPと入賞を逃し、プラスのアピールがあまりできなかった角田。もうひとりの候補であるローソンと比較すると予選では6戦全勝、決勝は4勝2敗でポイント数もリード(8点ー4点)して終えた。この結果、そしてパフォーマンスを含めた“事実”を首脳陣がどう見るか。発表を待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦!
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! レッドブルの絶対王者マックス・フェルスタッペンは今季、過去数年間の勢いそのままに開幕から10戦7勝と圧倒。しかしマシンの戦闘力不足が顕在化し始め、第11戦オーストリアGPでノリスと接触したことで優勝を逃すとそこから未勝利が続き、序盤で築いたランキングでのマージンを徐々に埋められていく苦しい展開に。第21戦サンパウロGPでようやく優勝を手にすると、翌戦ラスベガスGPで4連続のドライバーズチャンピオンを決めた。
フェルスタッペンが“戦闘力3番目のマシン”で奮闘した一方で相棒のセルジオ・ペレスは今季未勝利で表彰台も4回のみ、第6戦マイアミGP以降は5位以上のフィニッシュ無し、レース決勝ではDNF5回含むノーポイント8回と結果を出すことができず、上位勢最下位のドライバーズランキング8位に終わった。
来季も契約が残っているペレスだが、このような低迷ぶりから更迭の噂も立ち始めており、後任候補に挙がっているのがレッドブルのジュニアチームRBの角田裕毅とリアム・ローソン。角田は現地12月10日にヤス・マリーナ・サーキットでのレッドブル「RB20」でのテストが予定されており、その成績も評価に含まれることが予想されていた。
しかし、オランダの専門メディア『Racing News 365』によると、チームのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は「全ての事実は(12月9日の)会合で議論される。その会合の終わりに決定が下されるだろう」と話し、来季のドライバーラインアップを9日に確定させることを示唆。「その決定が発表されるのは、月曜日(9日)になるとは思わない。もちろん、ユーキのテストを待ってから発表するつもりだ」と話しており、発表自体は角田のテスト後を予定しているという。
しかし同メディアは角田のテストより前に決定を下すというチームの判断から、10日の角田の走りは「もはや決定に影響を与えないようだ」と理解しているという。カタールGP、アブダビGPと入賞を逃し、プラスのアピールがあまりできなかった角田。もうひとりの候補であるローソンと比較すると予選では6戦全勝、決勝は4勝2敗でポイント数もリード(8点ー4点)して終えた。この結果、そしてパフォーマンスを含めた“事実”を首脳陣がどう見るか。発表を待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦!
関連記事
- 「自分自身にも、チームにも満足」 角田裕毅、悔しい最終戦の後で今季をポジティブに総括! 専門メディアは「アブダビでは最後の輝きも躍進も見られず」
- 「アルピーヌとハースは飛ぶように速いが…」角田裕毅、6位争いの厳しさを認めながらも「彼らの争いに割って入れば」と希望を捨てず
- 「パッケージはカタールの時よりも良い感触」 角田裕毅、F1今季最終戦はFP2から登場してポジティブなスタート! 専門メディアは“シート争い”にも注目
- 「この上ない幸せ」F1王者フェルスタッペンがモデルでパートナーのピケさんの妊娠を発表!ライバルらから祝福を受ける「2人ともおめでとう!」
- ノリスの優しさ?“険悪ムード”のラッセル&フェルスタッペンをいじる投稿に反響「今まで見た中で最高のキャプションだ」「私達が知りたいことを教えてくれる」