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競馬

ディープインパクト産駒が積み上げてきた偉大な最長記録「13」。ラストチャンスを阻む最大の敵は、父の背中を唯一知る武豊【有馬記念】

THE DIGEST編集部

2024.12.19

18年前の有馬記念。武豊はデビューからコンビを組んだディープインパクトのラストランを勝利で飾った。(C)Getty Images

18年前の有馬記念。武豊はデビューからコンビを組んだディープインパクトのラストランを勝利で飾った。(C)Getty Images

 ラストチャンスで戴冠なるのか。

 12月22日に中山競馬場で今年の中央競馬の総決算「第69回有馬記念(GⅠ・芝2500m)」が行なわれる。なかでもディープインパクト産駒が昨年まで積み上げてきた、ある大記録が継続なるのか、にわかに注目されている。

 2024年の中央競馬も中山と京都で21、22日、28日の3日間を残すのみとなった。栄枯盛衰の競馬界において、実は”異常事態”が発生している。かつて、当たり前のようにGⅠ馬を輩出してきたディープインパクト産駒が、今年はまだGⅠ勝利を手にしていないのだ。

 地方での開催を除き、ディープインパクト産駒はこれまで中央GⅠを72勝、そして11年から23年まで13年連続でGⅠを制覇した。昨年はドゥラメンテにトップを譲ったが、12年から22年まで11年連続リーティングサイアーに輝き、父サンデーサイレンスの後継種牡馬として、今日の日本競馬界において確固たる地位を築き上げた。
 
 だが、今年は延べ14頭が走り、最高着順は5月のヴィクトリアマイルでフィアスプライドの2着。あとは4着が2回、5着が1回と、あと一歩のところで勝利を逃している。

 はたして、ディープインパクト産駒は史上最長タイの14年連続中央GⅠ制覇を達成できるのか。ラストチャンスの命運は以下の3頭に託された(18日時点の出走予定馬)。
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