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格闘技・プロレス

カリミアン大暴走! 安保瑠輝也が判定勝ちも、“反則”バックブローを炸裂→制止したレフェリーが被弾する大荒れ試合に【RIZIN】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.12.31

カリミアンが暴走。レフェリーが制止するも、暴挙は止まらず。写真:永島裕基

カリミアンが暴走。レフェリーが制止するも、暴挙は止まらず。写真:永島裕基

 波乱の大将戦となった。

 12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されている「RIZIN DECADE」の第1部『雷神番外地』の第7試合(100キロ契約、2分6ラウンド)が行なわれ、元K-1ワールドGPスーパーライト級王者の安保瑠輝也が同クルーザー級王者のシナ・カリミアン(イラン)と対戦し、結果は安保の判定勝ちとなったが、カリミアンが反則攻撃を繰り出すなど試合は終盤に荒れた。

 前日計量で安保が81.15キロ、カリミアンは97.75キロでクリアし、両者の体重差は異例の「16.6キロ」で運命の日を迎えた。

 序盤は安保が積極的にパンチを出していくが、イラン戦士に大きなダメージを与えるまでには至らない。中盤からボディに右ストレートを当て、体力を少しずつ削っていく。

 5回には動きが鈍ったカリミアンがガードを下げる場面もあったが、安保は仕留めきれず。そして最終ラウンドには、カリミアンが本試合のルールで反則となるバックハンドブローをいきなり繰り出した。両者の間に割って入ったレフェリーを殴打する暴挙もあり、身長200センチの巨人はやりたい放題に。コーナーに駆け上がって喜ぶなどK-1最強ヒールっぷりを発揮すると、怒りの表情を見せた安保がコーナーに詰め寄り、連打を繰り出すシーンもあった。

 判定はジャッジ3人が安保を支持(60-54/60-54/60-54)し、カリミアンには大きな減点が下された。試合後、両ファイターは拳を軽く当てて健闘を分かち合ったが、異様な雰囲気を醸し出したままリングを降りた。
 
 安保は当初、元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米国)と激突する予定だったが、ガルシアが練習中に右手首を負傷してドクターストップになったため試合は延期になった。今回はブレイキングダウンを中心とする朝倉未来軍と、平本蓮率いるブラックローズ軍の全面対抗戦として朝倉軍の総大将として電撃参戦。3勝3敗で託された大将戦で29歳のファイターは勝利をたぐり寄せた。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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