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格闘技・プロレス

12年のアイドル活動歴を持つ元ラウンドガールが『RIZIN』広報になったワケ「私たちもこんなふうに売れたいって気持ちで見ていました」

橋本宗洋

2024.12.30

2021年から23年7月までRIZINガールを務めた横島さん。今年8月からは広報としてRIZINに入社した。写真:橋本宗洋

2021年から23年7月までRIZINガールを務めた横島さん。今年8月からは広報としてRIZINに入社した。写真:橋本宗洋

 今年、2024年のRIZINには“新戦力”が加入している。8月から広報として入社した横島加奈さん。初めてRIZINに関わったのは2021年で、その時はRIZINガールのメンバー、つまりラウンドガールだった。

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「今年の2月くらいにRIZINのスポークスパーソン、広報募集がありまして、そこに応募しました。社長面談も2度受けましたね。“RIZINに関わっていきたいので何でもやります”と」

 RIZINガールのオーディションに合格した時点で、すでにアイドルとして約9年のキャリアがあった。彼女は2012年に結成したChu-Zのオリジナルメンバーだ。

「子供の頃からアイドルになりたくて、何度もオーディションを受けてたんです。特に好きだったのはモーニング娘。の後藤真希さん。ハロプロキッズのオーディションも受けましたね。だからアイドルになれたのが本当に嬉しくて、毎日楽しかったです」

 同業者として憧れたのはTHEポッシボー(チャオベッラ・チンクエッティ)やベイビーレイズJAPANだったそうだ。どちらも熱量の高いライブで人気だったグループだ。それにもちろんモーニング娘。も。横島にとってもアイドル活動は“真剣勝負”だった。

 まっすぐな性格に合っていたのだろう。タレント活動の一環としてエントリーしたRIZINガールのオーディションに合格すると、瞬く間に格闘技にハマっていく。

「選手はRIZINで試合を重ねると、どんどん輝いていくんです。演出も含めたRIZINという“場”の凄さだと思いますし、RIZINが選手の背景、ストーリーを魅力的に見せてくれる。アイドルとしても“私たちもこんなふうに売れたい”って気持ちで見ていました」

 横島さんが所属していたChu-Zがスタートした2012年といえば、いわゆる“アイドル戦国時代”の真っ只中。AKB48グループがブームを牽引する中で、ももいろクローバーZがブレイク、その他さまざまな個性を持つグループが群雄割拠という状態だ。アイドル界で生き残り、勝ち上がるのは大げさでなく“闘い”だった。

「アイドル時代は楽しかったけど闘いの毎日でした。本気で売れたかったから、それだけもがいていたというか。インパクトを残すために一つひとつのライブを大事にしていましたし」
 
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